2020年1月19日日曜日

2020.1.12 鎌倉

季節にはあじさいづくしの名月院も今はさみしい風情。
でも、山水の庭も抹香の臭いをかぎながら眺めていると心が落ち着く。






円覚寺は落語となにやら縁が深いらしく、いつも何かしら寄席が催されているようだ。
境内にどっと笑い声が流れる。茶室もある。






2020年1月5日日曜日

南方熊楠顕彰館 鼠

南方熊楠は一二支考という著作を残しています。
実際には丑は書かれなかったので11しかないのだけど。
田辺市にある顕彰館では9年前から正月にその年の干支にまつわる熊楠の研究を紹介するイベントを開いている。
今日は鼠。
熊楠の論文を日本文学、インドの文化、あるいは生物としての鼠という角度から検証する趣向。
博物学も熊楠クラスになると、研究の幅が途方もない。
原典を読もうとしたことはあるのだけど、直ぐに頭がいっぱいになってギブアップしてしまった。
再度挑戦してみるかなぁ

2020年1月2日木曜日

巨石の多い自然

古座川の一枚岩を見に行った
田辺から紀勢道を通って周参見まで行き、そこから国道42号線を南に下り串本の手前で山に入る。
これはその昔紀伊半島に超巨大なカルデラができた時の外輪が残った物。
紀南はあちらこちらの山の上に巨石突き出しているところがある。
同じ頃にできたものらしい。
またカルデラというと、阿蘇を思い描く人が多いと思う。
巨大な外輪山の内側に高原がずっと広がっているやつね。
でも、和歌山のカルデラはそうはならなかった。
カルデラができて陥没したところに、土地が隆起してきて、1000m級の山々が幾重にもニョキニョキ生えて来た。 そうして出来たのが今の紀伊山地。
1000mの山というと、大して高くないじゃないか、って思うかも。
だけど、それが、紀伊山地の場合はどこまでも延々と続いているものだから、なかなか険しい。 果無(はてなし)山脈という地名もあるくらい。
何せ日本最大の半島が、そんななので秘境というにふさわしいところなのだ。

道の駅でカルデラドーナツを食べる
一枚岩まできたらちょっと足を伸ばして、滝の拝に向かう
ここも奇岩の景勝地。シルト岩という、砂岩の一種で、川の流れに囚われた小石が岩を穿って丸い穴ぼこを沢山作ってこうなった
古座川は鮎の取れる綺麗な清流として有名で、何度もNHKで取り上げられている
この滝の拝も度々紹介されている
この滝を何と鮎が飛び上がりながら昇っていくのだ
この辺では餌をつけなくても針だけで釣れる。
重りでトントンとたたくと鮎が喰らい付いて引っかかる。
鮎は喧嘩っ早い魚なのだ。
古座は串本に近い
ここまで来たからに橋杭岩も見なくては。そういえば、ブラタモリでも紹介されてたっけ。ほんと、和歌山は岩ばっかりだなぁ。


2020年1月1日水曜日

初詣

熊野本宮大社参詣
父方の郷里が中辺路なので、昔から初詣は大体ここです
世界遺産になってから参拝者も増えたのだろうか。
正月には新年特別祈祷してもらうのが、毎年のことになっています
祈祷をしてもらうと、御守り、木札、宮司さんが書いた干支の色紙、破魔矢、神饌などももらえます。
甘酒を頂いて終了。
ちなみにここのマスコットは八咫烏。
写真の左上ののぼりにあるやつです。
神武天皇がここ紀州の山から分け入って東征を行った際、3本足のカラスが先導したという神話に基づいたもの。
日本サッカー協会のシンボルにもなっています

初詣の際にまた必ず買って帰るのが、牛王神符。これです
カラス文字で熊野本宮と書かれています
これを、玄関入口の上とかに貼って盗難避けとか、御守りがわりに携帯するとかします。
また裏側を神文誓詞として、誓いの証文として使うことも古来からあったそうです
古い赤穂浪士の映画とかにも出てきますよ。血判状で。
ところで、これに書いて誓約するということは神様に誓っているわけで、破ると恐ろしいことが起こるとも言われております
約束を守らないと、境内のカラスが一羽死んで、ご本人も血を吐いて死ぬそうな。
なので私はもっぱら厄除けのお札として使わせていただいております

牛王神符は、熊野三山の他の神社にもあります
新宮大社、那智大社です。 そしてそれぞれ文字とデザインも違います
熊野巡りをされる方は三つ集められてはいかがでしょう