2010年12月22日水曜日

Let pictures tell the story

This tells a lot about importance of using pictures when you are telling stories.

In a tight pinch....

This tells a lot about importance of being bold when you are telling stories.


2010年12月13日月曜日

2010.12.13 きょうのお弁当


おっきなスーパーに行かないと生の魚はおいてないが、冷凍コーナーにはヒラメや鯛系のお魚もある。 冷凍の魚も煮れば普通に美味しい。 考えてみると冷凍の魚の方が保存が利いて便利かも。 大根と一緒に醤油だしで。 エビフライも冷凍もの、なぜかBlack Tiger Tempuraとなっていた。 人参はグラッセにしてみた。 ちょっと甘すぎた。

2010年11月30日火曜日

2010.11.29 お弁当

今日のお弁当

いつもはもっと手を抜くのだけど、今回はちゃんと作ってみた。

大根はどこのスーパーでも売ってるわけではないけれど、たまに見かける。
本当は鶏肉を使いたかったけれど、どういう訳か店においているのは大体ささみや胸肉なのでパサパサすると思ってツナ缶で代用。 
大根の手前は日本から持ち込んだ「どんこ」(干しシイタケ)を甘辛く煮たもの。
ゆで卵の隣は、インゲンを茹でて、すりごまとマヨネーズ、醤油などであえたもの。
あと柿、ハム。 春巻きだけは冷凍食品をオーブンで焼いたもの。
ご飯にのり玉はやっぱりお弁当の定番かな。 真ん中に座っているのは南高梅。

【トリビア】
ちなみに、「南高梅」というのは梅干しのブランド名。
全国の梅を調査してこの梅を最優秀品種と認定した校(和歌山県みなべ町)の先生にちなんで、南高梅としたらしい。 
一説には、この種を育てた、南部川村の農家、高田さんにちなんだ、もしくはその両方によるという説もある。

2010年11月27日土曜日

2010.11.27 初雪

バーゼルは昨日から氷点下、初雪に見舞われている。

日本ではなかなか11月に雪を見ることはないので内心ちょっとうれしい。

自宅アパートから




















2010年11月20日土曜日

2010.11.19 誕生日

スイスにおける誕生日は、祝ってもらう人が周りの人たちに対して大盤振る舞いをする。
以前、退職するときも退職する人が自分でパーティーの準備をする話をしたけれど、誕生日も同じなのだ。
慣例に従い、私もサンドウィッチとザッハトルテを20数個用意。 結構な散財になった。

朝、メールで「Z'nüni・バースデイ・サンドイッチを持ってきたから取りに来てね」、と案内を出すとそのうちにみんながやってきて、お祝いを言ってサンドイッチを持って行く。 

"Z'nüni" (ツニューニ)というのはスイスの方言で、9時ごろに食べる軽い軽食のこと。 農家や、肉体労働に従事している人など、朝早く例えば、6時位から仕事をしている人たちが、ちょうど9時位にお腹が空くので間食をする習慣のことだ。 

よく自分のことを知ってくれている同僚はワインをプレゼントしてくれたり、インターネットをみて作ったという折り紙の花を持ってきてくれたりした。 ちょっと勝手は違うけれど、ここはいい人たちが多いのだ。 (感謝)

夜は会社主催の、二百数十名が参加するパーティに参加。 といっても、もちろん私の誕生祝いではない。 たまたま、日本で言う忘年会が前倒しでこの時期に行われ、それもたまたま私の誕生日に当たってしまったのだ。 お陰でずいぶん忙しい誕生日になった。
田舎の農場を借り切って大きなテントを立て、外で焼いているバーベキューを持ってきては、みんなで食事をする。 食べ放題、飲み放題、それと舞台では、カウボーイのコスチュームを着けたおじさんやおばさんが、踊るパフォーマンス。 社員の中にバンドをやっている人がいて、そのショーもあり手作り感のあるとても楽しいイベントだった。

私の44回目の誕生日は、おそらく3日分くらいのカロリーを摂取し、同僚の車で自宅まで送ってもらうことで終わった。  また走らなくては、、、

2010年11月14日日曜日

2010.11.13 Northern Territories

Somebody told me, after reading my blog on Nov. 5, if what I wrote is right Japan should demand Russia return all the northern islands instead of just four.  His point is that in 1875 those islands had been peacefully ceded to Japan from Russia.  Japan did not took them by force.

He is absolutely right.  Only the south of Karafuto island was ceded as a result of Russo-Japan War. And so if the interpretation of Potsdam Declaration (which Japan accepted) counts this island as one of the territories that Japan took 'by aggression' in the past and so required to give up, it might well have been returned to Russia.   But other northern islands (all Kurile islands) were ceded to Japan in peace.  Why the hell Soviet or current Russia could justify themselves to claim them as their own territories? 

Japanese governments both current Administration by JDP and former one by LDP took their position that at least those four in the southernmost should be returned because they had been Japan's own territories in history until the time of Soviet's invasion.
They have been too nice to the burglar who has kept occupying a room in our upstairs for 65 years.

2010.11.13 紅茶

【Mariage Frere Yuzu Temple】

スイスは他のヨーロッパの国と同じで圧倒的にコーヒー派だ。
レストランやカフェで紅茶を頼むと出てくるティーバッグとお湯の入った容器をみるととても悲しくなる。
スーパーでも大概はティーバッグが多く、デパートに行くと申し訳程度に缶入りの茶葉も売っているが、やはり数が少ない。 赴任後会社ではエスプレッソを日に4,5杯も飲むものだから、さすがに最近は飽きてきた。 そこでオフィスでも飲めるように湯沸かし器を買って試し始めたのだが、思わぬ問題が、、

一番の問題は、大量の油が出てしまうこと。 茶葉そのものにもある程度の油を含んでいるものもあるのだが、それにしても出てくる量が多いし、お茶の香りもなんだか弱い。 バーゼル市内の自宅で同じ茶葉を使って入れてもこんなことにはならないので、問題は水の違いなのだろう。 会社は、バーゼル市内から市電で20分ほど行ったところにあるのだが、場所的には田舎である。 聞けばジュラ山脈からの地下水を使っているということで、非常にミネラルが多いのだそうだ。 おそらくカルシウムだと思うが、これと茶葉の中のポリフェノールなどとが作用して大量の油を出すらしい。 Britaで濾過した水でもやっぱり駄目だった。

同僚に聞いてみると、やはりそういうことがあるそうで、あまり興ざめにならないようにガラスではなく、陶器のポットを使うとか、ミルクを入れて目立たなくするとか工夫するそうだ。 私も会社で飲むときはクリームをなるべく使うようにしようと思う。

写真は自宅用に買ったもの。 バーゼル市内のデパートGlobusで買ったマリアージュ・フレールのYuzu Temple。 緑茶系はやっぱり気分が落ち着く。 

ポットの向こうにある緑の物体は、ほうれん草のクリーム。 日本では見たことが無かったが、こちらでは冷凍食品で売っている。 ブロック状に冷凍されているほうれん草を電子レンジであったためるだけで、ほのかに塩味が付いているのとクリームで溶いているのでまろやか。 実は最初に買ったときはなんだか分からなかったのだが、試しに焼いたフランスパンにつけて食べてみるとこれが美味しい。 本当は料理に使うんだろうけども、あまり凝ったものは作れないし、以来この食べ方でずっと通している。

2010年11月6日土曜日

2010.11.5 Japan's dispute with Russia over Northern Territories

A friend of mine here told me that he read a newspaper article titled 'Japan is angry'
It was about the story on Japan's territorial dispute with Russia over territorial islands in northern sea.
Yes, we are angry and there is a good reason for us to be.
The dispute is already 65 years old.  It has started when the World War II ended in 1945.

On August 9, 1945, then Soviet Union violated the Japan-Soviet Neutrality Pact and entered the war against Japan.  Until then, Japan and Soviet were not at war.   Soviet stepped in only five days before Japan accepted Potsdam Declaration (Aug. 14) and surrendered to the Allied Forces.   In short, Soviet jumped on the bandwagon and looted at a fire.

On Aug. 18, Soviet came down to occupy Kurile Islands that Russian Empire had ceded to Japan in 1875 in trade-off with entire Sakhalin island.  (Later, after the Russian Empire lost Russo-Japan war, South of Sakhalin island, too, was ceded to Japan.)  In a sense, you can imagine that a thief who broke into a burning house, knowing there is his old property he had lost 70 years before and as he saw the master of the house was so weak, unable to resist, then maybe it was a good idea to take the chance and take them all back on hand without due process.

However, the hungry bear was never satisfied with this.  On August 28, Russians stretched their arms to the Japan's traditional territorial islands; Habomai, Shikotan, Etorofu and Kunashiri.   In the previous history, those four islands had never been under control of Russians.  They had been always Japanese territories and at the time of the Soviet invasion, some 17,000 Japanese actually lived there.  Japanese army could no longer resist (in chaos and aftermath of the Pacific War that devastated the entire country), the islanders evacuated and the invasion completed bloodless by Sep. 4.

In 1956, the Soviet Premier Bulganin agreed, in the Japan-Soviet Declaration, the Soviet would hand over Habomai and Shikotan only but even this promise was never kept.

【Historical maps】

1855 Shimoda Treaty
1875 Trade off agreement





1945 Soviet Invasion
1905 Portsmouth Peace Treaty
after Russo-Japan War

2010年10月31日日曜日

2010.10.31 夏時間終了



久しぶりに祖母に電話した。 いつものように「今何時?」で始まったのだが、今までは7時間時差だったのが、今は8時間になっていることに気がついた。 そうなのだ、夏時間は昨日で終わり、今日から冬時間になったのだ。 ふとパソコンをみると、なんと勝手に切り替えを行っている。 会社支給のブラックベリーも時刻が切り替わっている。 腕時計やら、置き時計の時間は面倒だが、自分で設定し直さないといけない。

 朝晩の気温は4,5℃まで冷え込み、すでに冬のような気候になっている。 スーパーにはスペインから来たミカンが並んでいるし、南アフリカからきた柿も売られている。 味は日本と変わらない。 野菜は、日本固有の野菜はさすがに手に入らないが鍋をやろうと思えば、白菜(日本と比べるとやや小さい)、マッシュルーム(日本の立派な椎茸くらいの大きさも)、あとは鱈系の魚のフィレ、常温保管可能な紙パック入り豆腐などを買ってきて水炊きも出来ないことはない。 それなりに日本と同じ季節感を感じることもできるのだ。

余談だが、最近レストランで「北海道カボチャスープ」なるメニューをみてビックリしたことがある。 北海道のカボチャがここで有名とはついど知らなかったが、実はスーパーなどでもShiitakeだの、Kakiだの、日本語のまま表示されているものがある。 産地は韓国だったり、南アフリカだったり、色々。 実際に日本から来ている野菜さんはまだ見たことがない。  わざわざ日本語を使うことで、なんかブランド的なイメージが加わるのだろうか。
あと意外なのはわさびで、どこのスーパーでもワサビチップ(ポテトチップ)やら、ワサビ風味ドレッシングやら、ワサビのチューブそのものも売っている。 ただ、思った通り本わさびではなく、いわゆるHorse radish に色をつけたもので、あのツンとする刺激がなく、香りも大分弱い。

バーゼルの街は、いまオータムフェアとやらで、幾つかの広場で簡易移動式の乗り物(遊園地にあるようなもの)が登場し、飴などのお菓子、焼きソーセージ、焼き栗などの屋台がたっている。 秋祭りのような感じだろうが、この寒空に近所のバーゼル大学の構内も、屋台がひしめいている。 あと一週間くらいは続くらしい。


2010年10月3日日曜日

2010.10.3 近況

 9月中盤から秋も深まり、日に日に日が短くなってきている。
夏までは朝5時半位に起きてはお弁当を作ったりしていたのが、この頃は朝が暗いためか1時間くらい遅く目が覚める。 
日が暮れるのも早くなって、なんだか損した気分だ。

夏の間に筋トレと、ビリーズブートキャンプで少し体重を落とし、秋からはまた週二回昼休みのランニングに参加している。 筋力が上がったせいか、今度は膝の故障もおこらずいい感じ。 また10月から会社の同僚の誘いで、フィットネスクラブに入会。 Migros Fitness Parkといって、スーパーチェインMigrosの経営しているジムだ。 施設は東京のフィットネスクラブと比べてもひけをとらないほど充実している。 2カ所に分かれたマシンルーム、プール、各種のサウナ、日焼けマシン、マッサージルーム。 リラクゼーションのエリアが実にゆったりとしているのがいい。 料金も年間1060フラン(月に換算すると日本円で8000円くらい)とお手頃。 一括払いというところがいかにもスイスらしいけれど、途中でやめると月割りで返金してくれるということだ。 赴任後半年が過ぎ、なにかとストレスがたまることが増えてきたので、ちょうど息抜きになっていいかなと思っている。

8月〜9月はVolkshochschuleというパブリックセクターの学校で週2回外国人向けのドイツ語の授業を受けた。 が、値段が安い代わりにグループレッスンは効率が悪く、先生を独り占めできないので不都合が多い。 いっぱい質問があったとしても実際には全部聞いてもらえる時間がないのだ。 それを話したところ会社の同僚が、バーゼル大学の院生を家庭教師として紹介してくれた。 なので先週から大学院生(ドイツ語のBAももっている)が自宅に来てくれるようになった。 学校に比べると料金は高いのだが、英語も上手だし、説明の仕方がとても詳しくわかりやすいので大正解だった。 この調子で続けて来年はゲーテインスティテュートの検定試験も受けてみようと思う。 

碁についてはスイス囲碁連盟の夏合宿以降はなにもやってなかった。 バーゼル囲碁クラブの主宰夫妻がバケーションだったこともあり、2カ月以上は活動が停止していたのだが昨日からそれも復活した。 久しぶりにみんなで詰め碁をやったり、インターネットで対局をしたりして、真夜中まで楽しくすごした。 改めて思うに、いい人たちが集まっているのでこの場だけは、素の自分を出せるような気がする。    

2010年9月25日土曜日

2010.9.25 尖閣諸島



漁船の船長を返してしまったのは本当にまずかった。
中国はこの事件を利用して、まんまと世界中に尖閣諸島があたかも中国の領土であるかのような宣伝をおこない、日本がこけおどしに屈することである種の既成事実まで作らせてしまった。

尖閣諸島は60年ごろまでは中国で発行している地図などでも、日本の領土であると認めていた地域だったが、海底油田があるかもしれないと言われるようになった頃から中国や台湾が領有権を主張するようになった。 特に最近の中国は、アメリカに次ぐ石油消費国になっており、国産品だけではとても賄えないことから、アフリカなどから経済支援の見返りに大量に石油を買い集めている。 そんな状態なので近くに石油が出そうだとなれば、なりふり構わずやってくるのだ。

漁船の衝突事件は石油とは直接関係がないけれども、中国政府にしてみれば、漁船が拿捕されてくれたお陰でまたとないチャンスができたわけだ。 レア・アースの輸出を差し止め、フジタの社員をスパイ容疑で拘束し、とても法治国家とは思われないような報復措置を次々と打ち出して、日本を屈服させた。 レア・アースは携帯電話の小型モータなどに使われる希少金属(世界の埋蔵量の90%が中国)であることを考えると、もともと資源をめぐる騒動だけに因縁のようなものを感じる。

同じ釈放するにしても、さっさと司法手続きを済ませてから国外強制退去させるとか色々やり方があったのでは無いかと思う。 ぐずぐずしている間に、中国に色々な攻撃をさせる時間を与えてしまい、ここまで話が大きくなってしまったのではないか。地検と政府の両方に責任があると思う。

クリントン国務長官が前原外相に、尖閣は日米安全保障条約の適用対象だといったという報道がある。 が、一方で、尖閣がどちらに属するかについて判断する立場にはないとも言っており、結局そこにあるのは、沖縄の基地問題を踏まえて、日本人に日米同盟を再評価させたいというだけの思惑だろう。 アメリカが中国と戦争をすることはあり得ないし、あくまでも中国ではなく、日本に対する外交上の駆け引きに過ぎないと思う。 

ドラえもんで例えれば、アメリカがジャイアン、中国がスネ夫で、間に挟まれた日本が、どちらからも偉そうにされているのび太という感じだろうか。 軍事力を背景にした威圧や、報復などと言う敵対行為は日本の外交スタイルではないけれども、歴史を動かしてきたのは紛れもなくそういう力だ。 今回の事件を機にまた、日本も核を持つべきだなどという議論が出てくるとすれば残念なことだ。 日本が頭をつかって、もっとうまく立ち回れるようになるのはいつの日だろうか? ドラえもんのポケットには実はもう何も入ってないのだから。

2010年8月22日日曜日

2010.8.14 星座表

私の住んでいるアパートは街中なので、夜も街灯のあかりが少々邪魔なのだけどそれでもバルコニーからは多少星を見ることができる。
今は真上に夏の大三角(デネブ、ベガ、アルタイル)がくっきりと見えている。
iPadのアプリケーションでとてもクールなのを見つけた。
星座表といって、緯度経度を登録しておくと、その場所でその時間に見える星座や惑星が確認できるのだ。
これの優れているところは、自分の見ている方向にiPadをかざすとその方角に見えるべき星座や惑星が全く同じ位置関係でiPad上に表示されること。
iPadをずらすと、それに併せて星座の位置もずれてくれる。他の星や惑星、月などの位置関係から光の弱い星の位置もよく分かる。
よくできたアプリだと思う。 星の情報もタッチすれば表示されるし、これがあれば私のような初心者でも天体観測はかなり楽しいものになる。

地平線より下の方角にかざすと、見えるはずのないしかしそこにあるはずの星座も表示される。 面白くネ?

星座表

2010年8月21日土曜日

2010.7.31 スイス建国記念日前夜

8月1日はスイスの建国記念日。この日に合わせて、家々ではスイスの国旗を掲げたり、国旗の模様が入ったグッズで飾りたてる。 通常は当日に花火大開が開かれるのだが、バーゼルは前夜も花火を打ち上げて祝う。 市庁舎のあるマルクト広場から、小バーゼルへとかかる橋の間は大変な人出で、いったいこの町にこんなにたくさんの人がいただろうかという気になる。
花火大会と言えば夜店だけども、スイスでもやはり屋台がでる。
またバンドやジャズの生演奏があちこちの通りでやっていた。
動画は川を渡った小バーゼル側から撮ったもの。

2010.7.10 スイスでのバードウォッチング

バーゼルに来てからはじめて鳥を見に行った。
バーゼル郊外のAesch。 いつも通勤で載っているトラムの最終駅のあるところ。
スイスの図鑑を買って一応、名前を確認したが初心者なのでとんでもない間違いがあるかもしれない。
どなたか、間違いに気がついた人がいれば教えてください。

アオサギ

ハシブトガラ
アオガラ
センニュウ
シジュウカラ
シロセキレイ
コマドリ
ズアオアトリ
マガモ
オオバン
ツノメドリ
ハクチョウ

2010年7月24日土曜日

2010.7.9 高菜

Globus(デパート)の地下食品売り場で高菜漬けが売っていた。
日本からの輸入品で、他にもたくあんがおいてある。 希少な日本食だ。
値段は7〜10フランほどで、量からしても日本と比べて高価だがつい買ってしまった。

高菜をおにぎりにただ巻いただけのものを実家のあたりでは「目張り寿司」という。
大きく握ったおにぎりに巻くので、大きく口を開けねばならず、目がかっと見開くので「目張り」というらしい。
寿司といっても、酢の効いたものは食べたことがない。
実は私の大好物で、母の味はと聞かれたら、大抵答えはこれになる。
おにぎりが母の味とは、当の母親には大変失礼な話だが、 おにぎりが一番好きなのだからしょうがない。
ということで、作ってみたのだが、パックに入って売られているやつははやり刻んで食べる用らしく、葉っぱが薄いというか、香りがイマイチだった。

でもやっぱりまた買ってしまいそうな気がする。
ちなみに隣にある、とてもミスマッチな代物は魚の冷凍食品で、野菜などを使ったホワイトソースがかかっている。 高菜とめざしが食べたいなどと贅沢なことを思ってしまった。

のこった部分は刻んで、チャーハンに使った。

2010年7月18日日曜日

2010.7.7 Germans at my apartment

I guess not a small number of people share my rather stereotyped view on Germans like they are particular about their personal cleanliness.  At book stores in Japan, you can easily find   books titled for example, '100 tips for House care in Germany', mostly written by Japanese housewife who married to a German.  Recently I had some experience that reminded me once again, for a great number of Germans, personal cleanliness is not just enough. Here is the story.

There are three German tenants who live in our apartment; two above my floor and one next door on the same level are all Germans.
About a month ago, I happened to see one of them, a lady who lives directly above my room, in the washing room in the basement.  After a short chat, how are you doing, how do you like your life in Switzerland, blah blah blah and she said, by the way Satoshi, "I realized that the drain pipe in your balcony has been totally blocked.  I think it has been like that even since before you came in and I can see when it rains, the water doesn't go and the walls of the balcony are now covered with mildew.  Your cleaning lady has not been doing job properly and you should tell that to her."

She was right.  I was not even aware that there was a drainage in my balcony because it was totally blocked.  So I thanked her and sent email to the realtor who was responsible for the cleaning contract.  But as you know, realtors are not so helpful.  They were too slow to react and nothing happened in the next two weeks.  Then the same lady came to me, this time to my room and with a screw driver in her hand.  I must tell you that I felt a little nervous when I saw this.  She said  "Satoshi, can I come in?"  I said, "Yeah, of course, what's up?"  "I will show you something." and she went straight through my kitchen to the balcony and started digging the blocked drain pipe with her screw driver.  I was so surprised watching this and she was really into it.   After a couple of minutes she realized that she could not remove the metal mesh cover to dig any deeper and she finally stopped.  She said, "You see. This is the problem, Satoshi, you should tell the cleaning lady to do something about this." and she left.

I pushed the realtor again but another week has passed.  Then the other German, an elderly who lives above but not on my side but on the other, saw me coming back from work and he said "Satoshi, long time no see, how's life blah blah blah..... and I had a bad feeling about this.  And he went, "Satoshi I realized that you have a blocked drain pipe.  And I think you should really talk to the cleaning lady.'  Oh, no.   His room is not on my side, he cannot possibly see my balcony.   The lady must have talked to him.   By the end of the month, whole apartment would know my problem in the balcony.

I gave up pushing incompetent realtor and determined to fix the problem by myself.
Went to a DIY home center and got the professional plumbing tools, wrench to pry open the cover and mildew cleaner.  I spent three hours removing the dirt in the pipe, washing up the walls.   Now it is much cleaner than before and everybody seems to be satisfied except the realtor who received a lot of complaint from me after the event. 

Conclusions, surely stereotyped but reality in my neighborhood:
-Germans are not only particular about their personal cleanliness but also others'.
-Germans pay a lot of attention to and monitor what their neighbors are doing.
-Germans cannot bear to watch neighbors screw up the balcony.

By the way, one of my German colleagues who is an early starter opens up all the windows of his colleagues offices to let in fresh air before they come to work.

2010年7月3日土曜日

2010.7.2 Fisch

この人たちは洪水で流されているわけではない。

バーゼル名物、ライン川下りなのだ。
川辺の売店で売っている袋に着ていたものを入れ、浮き袋代わりにして川を下る。

これが、その浮き袋、通称Fischだ。
値段は2千円ちょっと。 色は、一番人気のオレンジの他に、レッド、ブルー、グリーンがある。
尾っぽのところを7回位折って、最後に両側のバックルを締めれば完全防水になる。
あとは、これに捉まって20分位流される。
泳いでいるひとは殆どいない。

今日のバーゼルは36℃。 先月までの寒い天候が嘘のように夏に突入している。
また、殆どのオフィスではエアコンがないので、川にでも飛び込みたくなる気持ちはよく分かる。 仕事が終わってから水着に着替え、服や靴をFishに入れて川にやってくる。
9時位まで、遊んで、売店でビールを飲みながら夕日を眺める。
なかなか風流な遊びだ。

ぷかぷかと浮かんで流されていると人を怖がらないカモが近づいてきて、和んでしまった。

 これは、流れていいところを示した看板。 流れの速いところと、船が通るところは赤で示していて、泳いでいいところはブルーの部分。 川の中には、境界線を示すブイが浮かんでいる。

2010年6月23日水曜日

2010.6.22 iPadブルー


日本では供給不足になっていないのだろうか?
バーゼルの量販店はどこに行っても在庫切れの状態が続いている。
一方でApple Storeをのぞくと営業日7〜10日と、日本のサイトと同じ事が書いてある。
量販店には適当だけど、Apple Storeなら確実に買えるよ、ということなのだろうか?
ある店の若い店員は両手を挙げて、「アップルってクールだよね、、」てボソッと答えたのが、何とも可笑しかった。

ところで、納期がもし一緒だとしても、値段がずいぶん違う。
円高のはずだけど、10%近く高いというのはちと考えてしまう。


隣のドイツになると、これがもっと高い。

食料品や、生活雑貨はドイツの方が断然安いのに、なぜ?
と思ったら、ドイツ人たちの説明によると、ドイツでは生活に必要なものには税金が安いが、電化製品などになると税金が上がるのだそうである。
なるほど、理にかなってはいるが、何とかしてほしいなぁ。

2010年6月21日月曜日

2010.6.20 Freiburg

6/19, 20の両日、ドイツのフライブルクで、囲碁のトーナメントがあり、バーゼル囲碁クラブの席亭夫妻と参加した。 バーゼルよりも層が厚く、まだ小学校くらいの子供まで9路盤で参加していた。
私のほうの結果は散散。 口にしたくもないくらいだったが、定石をうろ覚えにしている私に対して、同じくらいのレベルの人でも、彼らのほうが確りと覚えていて、定石外れを咎められることが多かった。 本当に熱心なのだ。 ゲームが終わってからも、ああだこうだと、色々と追求して研究しているところは、さすがというか、それに引き替え、あまり熱心とは言えない私との差は、単に力だけでは無いと言うことが見ていてよく分かった。 彼らは定石を一生懸命覚えているし、詰め碁だってやり込んでいる。 力の入り方が全然違うのだ。
あとどれだけこういう機会があるか分からないが、もう少し腕を上げて汚名を挽回したい。

いいこともあった。 席亭夫妻の提案で昨晩は、日本料理店に行ったのだが、これが実によかった。 店の名前は、Basho-an in Tsubaki。 板前さんもウェイトレスさんも皆日本人で、出てくる料理も、全く日本の美味しいお店と変わらない。 お世辞抜きで美味しいと思った。
正直言って、バーゼルにある、というか先月閉店してしまったがSakuraとは比べものにならないくらいだ。 盛りつけから、味付けから日本人らしい繊細さが感じられて、自信を持っておすすめできる店だった。

コース料理で、前菜はカモのスモーク、もずく酢、アワビ、天ぷらは椎茸、車エビ、ナス、シシトウ、椀は鱈のしんじょう、寿司は鯛、マグロ、さけ、エビ、ホタテ、キュウリ巻きなどの巻物、デザートはイチゴ、パイナップル、ごまのアイスクリーム、伊予柑かなにかのジュレがドイツ人夫妻には驚きだったらいい。 果物の中をくりぬいて、ジュレを入れて固めてからカットしていて、この芸の細かさ。 ワインやビールなどを頼んで1人あたりだいたい5千円〜6千円だった。 もちろん、これが毎日では困るが、東京あたりのちょっとしたレストランでもこのくらいはするし、たまの贅沢としてはリーズナブルなレベルだ。

何でもオーナーが松山の出身らしく、松山水軍と書かれた太鼓が店においてあった。 「坂の上の雲」の主人公、秋山兄弟も、小説によれば、伊予水軍の子孫だと書かれていたことを思い出した。 この店が、バーゼルにあったとしたら、ほぼ毎週のように行ってしまうかも知れない。

2010年6月18日金曜日

2010.6.17 Spaetzle


スイスで買う肉は、牛にしろ、豚にしろ、においの気になることがある。
肥料のせいかもしれないが、普通に塩こしょうだけだと取れきれないことが多い。
なので、生肉を焼くことはあまりしないのだが、タレに漬け込んだ肉だけは別だ。
日本の焼き肉などの様な甘みはあんまりないけれども、とても柔らかくて美味しい。
月に1度くらいはこれを買って食べている。

付け合わせは、ドイツの家庭料理で、Spaezleというもの。
小麦粉に卵を一杯練り込んで、ゆでる。
食感はほうとうのような感じなのだけど、卵が一杯入っているのでかなりヘビーだ。
ドイツ人の同僚によると、準備に大体1時間半くらいかかるというので、きっと本当は手のかかる料理なのだろう。
出来た生地を刀削麺よろしく、ヘラで削りながら煮えた湯の中に入れて、ゆでるのだそうだ。
写真のは半生タイプのもので、ただ茹でればいいだけのもの。
ほうれん草やにんじんが練り込まれている。
ゆであがると、バターを絡ませ、塩、こしょうで味を調えた。
もちもち感があって、おいしい。

日本からDVDが届いた。 ドキュメンタリーを録画したもの。 ちゃんと見ることができた。 ありがとう。

2010年6月15日火曜日

2010.6.15 新しいオフィス

これが今のオフィス。 少し広くて日当たりがよくなった。
ちょっと夏は暑くなりそうだ。

2010.6.14 Liste 15 現代アート展


毎年この時期バーゼルではいくつもの美術展が開かれる。
市内にある10カ所の会場で、主に現代アートの展示会が有名なひとから、まだ駆け出しの無名の人まで、出展する。
掘り出し物を探しに、有名人もやってくるそうで、先年はブラッドピットも来てたとか。
知人の誘いで、そのうちの一つ、まだ駆け出しの人たちの作品を展示しているというLISTE 15を見に行った。
もとは、ビール工場だった建物が、今ではアーティストのアトリエになっていて、毎年この時期はアート展のためにアトリエを空けるのだそうだ。


美術はよく分からないのだが、へんてこりんでおもしろい(funny and interesting)ものを見るのは大好きだ。
 中には、料理の盛りつけに使う紙製の中敷きをただ壁に貼り付けただけのものとか、床を這い回る男の映像をただ流し続ける部屋とか、まったく訳がわからないのもあった。
 これは、ベルトコンベヤなのだが、天井の漏斗のようなところからコインが降ってきて、窓の外へはき出す様になっている。 

 作者らしい人の話を横で聞いていたが、「資本主義社会を表したもの」ということらしい。

窓の外では、子供たちが待ち構えていて、落ちてくるコインを集めていた。LOL


会場の屋上には展望タワーがあって、ワインを飲みながら、バーゼル市内が見渡せた。


2010年6月13日日曜日

2010.6.12 とんかつに挑戦


Globusというデパートの地下に日本食材コーナー(といっても品揃えは極わずかだが)にパン粉がおいてあったので、今日はとんかつを作ってみた。
このブログをみて、「料理関係の方かと思ってました」と言われたことがあるが、確かに殆ど「かもめ食堂」みたいになってきたかも、、、
分厚い豚肉なので、包丁の背中でメタメタにたたきまくったのがよかった。 柔らかく出来た。 :  )

量販店でiPadをみた。 とてもいいと思ったのだが、手に取ってみて、もっと軽くなるのではないかと思って思いとどまった。 どれだけ誘惑に勝てるだろうか

それにしてもワールドカップが始まったお陰で窓を開けていると結構うるさい。
いったいスイスルールはどうなっちゃったんだろう

2010年6月12日土曜日

2010.6.10 再び膝を痛める

新しい靴を買ってから、久々に昼のランニングに参加。
最初のうちはよかったが膝に痛みが。
酷いのは右膝だけなのだが、再びびっこを引く羽目に。
薬局でコンドロイチンの錠剤と、湿布薬を買う。
筋肉がまだやっぱり弱いのかもしれない。
また様子を見ながら続ける。

2010.6.8 Marburg

仕事の関係で再びドイツに。


【写真は聖エリザベートの棺 聖エリザベート教会で】
 宿泊先は、聖エリザベートのお墓のあるMarburg。
以前読んだ「感染症は世界史を動かす」という本で紹介されていたのを思い出した。
お城に行く時間はなかったので、聖女のお墓のあったところに建てられた聖エリザベート教会をのぞいた。遺骨はウィーンに移され、現在は棺だけが残されている。 

ハンガリ生まれの王女。 政略結婚でワルトブルグに輿入れしたが、聖フランシスコの教えに帰依し、当時苛烈な迫害と差別を受けていたハンセン病患者の介護にあたったり、重税に苦しむ領民に税の免除を訴えたりして宮廷内からも反発を受ける。 仲むつまじいことで有名だった夫が十字軍に出征中に亡くなり、程なく追い出され、落ち着いたマールブルクでは手切れ金としてもらった全財産をはたいて病院を建てた。
死後、エリザベートは新たな信仰の対象として彼の地は4大巡礼の地として知られるようになる。

2010年6月4日金曜日

2010.6.3 House rules 2

きちんと話しておかなくてはと思って隣を訪ねたら、全く違う人がでてきた。
見るからに人の良さそうな人である。
どうやら、あの晩抗議しに来た人は階下の人らしい。
ちょっと拍子抜けしたが、顛末を話した上で、お隣なのでこれまでなにかお邪魔になったことは無かったかと聞いたところ、キョトンとした感じで何も気がつかなかった、今のところ何も問題は無いといってくれた。
単にいい人だけなのかもしれないが、何となく分かってきたのは台所や、シャワーについては、水は下に流れていくものなので、おそらく階下のほうが気になるに違いない。
お隣さんが、殆ど気になってないというのは性格の違いも大きいだろうが、物理的にも下の方がよく響くのかもしれない。

今回のことがあって、会社の同僚たちに色々聞いて回ったところ、おおよそよくある話だという反応で、彼らの経験では、同じように夜10時以降はシャワーも使ってはならないと、はっきり契約に書かれているところがあるとか、逆に、自分のアパートではそこまではやってないという人がいたり、かなりばらつきがある。
概してスイスに生まれ育ったようなひとは気の毒がる一方で、もっとましなところを探したらどうかと言う人や、実にばかげた話だと憤慨してみせる人、仕方ないから我慢するしかないねと流す人と、これまた色々だ。

時間帯によって静かにする、ということ自体は極めて一般的な話で、スイスの常識になっている。 10時以降のシャワー禁止というのは、日本人にとってはかなりなじみにくいルールだが、これも、実際によくあるはなしだというので、要するにしょうがないのである。
やや不条理なのは、私のアパートの場合、契約時の資料のなかには、どこにもシャワー云々の話が出てこないことで、(といっても、そこまでちゃんと読んでいたわけではないが、、)先にすんでいた一部の住人がそう主張すれば、あとからやってきた者としては、ああそうですか、と従わざるを得ないというところにある。

私はもう覚悟をきめて、お風呂も炊事も10時までに終わらせ、テレビもボリュームをかろうじて聞こえるレベルに下げて見ることにした。 もっとましなところを探せと言われてもそう簡単ではないからだ。 3つ理由がある。
1つは、アパートの契約で1年半という短い期間のため、その間に別なところに移るためには、新しい借りてが見つかるまで住み続けるか、あるいは家賃を払い続けなければならないことにある。 もちろん、これも契約内容によるのだが、私のように短期間の契約であればそのような仕組みになっている事が多い。 最初の1カ月の間に言えば、その限りではないが、すでに2カ月経っている。 貸し手の権利がかなりきちっと守られているのだ。
(その代わり日本では敷金、礼金などという訳の分からないお金を取られるので、どっちがどうとも言えない)
2つめは、House ruleそのものはどこに行っても同じなので、住人によっては同じ結末になる可能性もある。 先住民と実際にあって、よく確かめなければならないだろう。
3つめは、家の構造は実際のところ漆喰むき出しのタイプが多くて、なかなかいいものが見つからないかも知れない。 もちろんやってみる価値はあるが、、 現地調査が必須だ。

というわけで、一番大きな理由は1つめなのだが、しばらくは努力しながら我慢することにした。 

このブログをみて、スイスに住むための事前情報にしている方を知っているが、なるべく同じ轍を踏まないように、出来るだけ色々細かく調べてから住居を決められることをおすすめしたい。

最後に、私の場合期間が短かったので家具付きの部屋にしたわけだが、これが非常に物件数が少ない。 価格も2,3割は高く付くが、件数が少ないので選択肢もかなり限られてくる。 新しい近代的なアパートもネットでよく見るが、殆どは家具なし。 例えば4,5年とかいらっしゃるのであれば、家具なしの物件で探すというのもいいのではと思う。
ご参考まで。

2010年6月1日火曜日

2010.6.1 House rules

ある程度年代のたったアパートの部屋は漆喰がむき出しになっていることが多い。
私のアパートも、その類だ。
昨日、夜遅くに台所で皿を洗っていたところ、隣の住人から激しい抗議を受けた。
音がうるさいということだった。
同僚や不動産屋の話では、スイスにはHouse rules なる取り決めがあり、平日の午後12時~2時、夜10時から朝の6時、さらに土日、祝日は終日、"quiet hours"として、静かにしなければならないのだという。
漆喰むき出しの音漏れのするアパートが多かった時代の取り決めだそうだ。
もっとも、最近ではちゃんと防音材を使ったアパートや、木材の板を張ったアパートもあり一概には言えないらしいが、アパートを選ぶ際にその辺のことも注意したほうがよかったのかもしれない。
隣人に気を使うのは日本でも同じことなのだが、建物の条件が違うので、余計にまずいことになる。

初めてストレスらしきものを感じたが、まぁしょうがない、気をつけねばならないということだ。

2010年5月30日日曜日

2010.5.30 Presentation as a sleeping pill


Bullet point presentation is a perfect remedy for sleep disorder!

2010.5.29 新しい靴

Arlesheimのカット屋さんで、髪を切ってもらうのは2回目だ。
カットのあと、Dornachまで行ってバスにのり、Gempenという高台の村に足を伸ばした。
標高はせいぜい700m足らずなのだが、自然が一杯でバーゼルを見渡せる塔がが立っている。

今日は、そちらが目当てではなくて、バードウォッチングをと思ったのだが、あまり成果はなかった。
鳥の声はするし、いるには違いないのだがずいぶん高いところにいるのか、なかなか見つけることができなかった。 そもそもお昼過ぎにいったのだから条件は悪かったのだが、、
鷲のようなものを見たぐらいで写真は一枚もとれなかった。
バスは1時間に1本しかないので、帰りはDornachまで歩き、結局2時間半ほど山道をあるいたことになる。
やっぱり、バードウォッチングは早朝、川辺の森のほうがいいのだろう。
そういえばいつも昼に走っている川辺の森には、色々な草花が茂っていて、鳥も多い。
いつだったか、自然観察のグループが散策しているのに出くわしたことがある。
次回は、そのあたりに行ってみよう。

ところで、このところ膝の皿のあたりが痛む。 原因は昼のランニングなのだが、同僚によると靴のせいだという。
これまでNBのスニーカーを履いて走っていたのだが、もともと長距離走のための靴ではなく、大分すり減ってもいる。 殆どクッションの役割を果たしていないので、1時間も走るには適してないというのだ。
バードウォッチングの帰り、紹介された店 MEM にいってみると、そこはランニング専用の靴やウェアの専門店だった。
足の大きさを測ったあと、森を走るのか、町中を走るのか、距離はどのくらいかなどと質問があって、実際にいくつか靴を持ってきてくれる。 ちょっと外を走ってみてくれ、といわれて驚いた。 日本では足のサイズを合わせる店はあっても、商品をはいて店の外を走らせるなんてやらせるだろうか? 
確かに走ってみると足の裏に跳ね返ってくるようなクッションがあって、とても楽だ。 これなら、長距離も大丈夫かもしれない。
1割負けてくれて、216フラン(大体18,000円位)だった。 

【新しい靴 NB1064】

2010年5月29日土曜日

2010.5.28 迷走の果て



こうなることは初めから分かっていた。 アメリカの政治家にとって、最重要分野である軍事上の問題について、50年もずっといいなりになっていた国 が急に物をいうようになった。 昨日今日政権を取ったばかりのプレピーな首相をオバマはほとんどまともに相手にはしてこなかった。 寄り合い所帯の脆弱な 基盤に立つ政権にどうせ力はないと思っていたからだ。 そもそも社民党と一緒になっていることからして、アメリカにとってみると不気味な存在だったろう。  

3つの点で、普天間はとてつもなくハードルの高い問題だった。
1つめは、多くの国民が日米安保は重要であ り、日本はアメリカに守ってもらわないといけないと思っていることだ。 一部の不見識な人は話し合いでどうにかなると思っているかもしれないが、多くの人 は、アメリカと事を荒立ててまでこの問題を処理しなければならないとは思っていない。 つまり、国民はそこまで民主党をサポートする気がない。
2 つめは、沖縄の人たちが「本土の人」とよぶ大多数の日本人は、沖縄の人たちがさんざん味わってきた苦しみや悲哀を表層的には理解するものの、では自分たち も負担を一部なりとも引き受けようとまでは思っていないことだ。 報道を見ていれば分かるではないか。 だれもが、自分のところにだけは絶対に来てほしく ないのだ。 勝手なものだ。 一方で軍事同盟は必要だと思いながら、その対価は払いたくないのだ。 
3つめは、当のアメリカ自体は、まったくその気がないことだ。 彼らにしてみると軍事基地の機能をばらばらにすると言うこと自体が非常識なのだ。 さらに本音を言えば沖縄は、日本本土から遠い、むしろ中国、台湾の方にずっと近い。 こっちの方が重要なのだ。

鳩山さんの失敗ははっきりしている。

出来もしない公約はするべきではなかった。 この問題を解消するには、日米安保を根本的に見直す位の、というかそれ自体を解消する位の覚悟が必要だった。 鳩山さんは実際過去に書いた論文やら、公の場でもそれらしき事をいっていた。
ただ、それだけのことで、世論をそちらに誘導していくだけの努力もしていなければ、党内や連立のあいだとのすり合わせもなにも出来ていなかった。 アメリカと対峙するどころではない。 何の準備もなく、殆ど不可能のようなことを口にし続け、結果は今日の記者会見の通りだ。 民主党はもっと早い段階で、軌道修正するべきだったろう。

この件で社民党は連立から離脱するだろうが、選挙で彼らが躍進することはないだろう。
民主党が大負けすることがはっきりしてくれば、おそらくまた自民党の暗黒時代に逆戻りするだろうし、それほどでも無い見通しであれば、今度は政権の 味を片時も忘れたくない公明党が民主党にすり寄ってくるだろう。 そうなるとあまりぞっとしないが、民主党にはもう少しがんばってもらいたいので、いずれにしても、ベストなタイミングでぼんくら首相には退陣してもらい、人事を刷新した上で盛り返してほしいものだ。 

2010年5月28日金曜日

2010.5.27 初夏の到来


5月は天候が不順で、雨ばかり、秋のような気温だったのが、先週から大分暖かくなってきた。 仕事も色々増えてきて、オフィスももう少し日当たりのよい部屋に来週から引っ越すことになった。 ありがたいことだ。

それにしても時間が経つのが早く感じるのは、新しい環境のせいか。 最初の2カ月はあっという間に過ぎてしまった。 これで7月に入ると、バカンスに入る人が増えてくる。 うかうかしているとまた、あっという間に時間が過ぎてしまうかもしれない。 7月は一応当てがあって、フランクフルトあたりで、ドイツ語の特訓コースを2週間ほど受けて、その後数日まだ行ったことのない、イギリスまで足を伸ばそうかという計画だ。 費用の目処が立ったらやってみたいと思っているが、さてどうなるか。 両方は無理かもしれない。

段々、陽が高くなってきた。 写真は9時半ごろの街のようすだけど、日本と比べたらまだ暮れ方が大分ゆっくりだ。 これが7月くらいになるともっと明るいのだから、寝不足に陥りやすくなる。 もっと緯度の高いヘルシンキあたりになると、今時分でも12時近くまでこんな明るさのはずだ。

2010年5月20日木曜日

2010.5.16 Baselトーナメント

5/15,16。 バーゼルの囲碁トーナメントには32人の参加者があった。
ドイツ、フランス、あとは東欧の国からも観光と同じような感覚でやってきている。
ちょっと違うのは、ホテル代があまりにも高いので、大抵は寝袋を持ってきて、トーナメントのホストやバーゼル市内に住む人のアパートに分かれて泊まらせてもらう雑魚寝というシステムになっていることだ。

中、高校生のような若い子供たちならまだいいが、合宿じゃあるまいし、普通のアパートのリビングに5,6名のむくつけき男たちが一緒に寝ているところは、かなりむさ苦しい。
私は、当初ホストにはなってなかったのだけど、聞けば一人寝袋さえ無い人がいるというので仕方ない一人だけならと、引き取ることにした。 リビングには革製のソファーベッドがあり、シーツやブランケットも予備があったので、一応ちゃんとした寝床をこしらえてあげた。結局、一番ひどい状況になるはずだった人が、実は一番いい思いをしたわけだ。
しかも、会場は私のアパートからが一番近く、歩いて9分。
話を聞いて、代わりに俺を泊まらせてくれと割り込んでくる人までいた。
どうも、他のヨーロッパのトーナメントでもそういうシステムはあるとのこと。
要するに、囲碁仲間同士で、助け合うことで囲碁の普及に寄与しようという考え方があるらしい。 逆に、そんな風にしてまではるばるやってくる人たちの熱心さには脱帽した。

トーナメントは参加者めいめいがそれぞれ5回プレーをし、総合点で順位が決まる。
持ち時間は1時間だが、それを超えると、カナダ方式といわれる秒読みに入る。
それぞれ5分間に15個の石を置くが、置ききれなければそこで負けになる。
私は日本では一度も大会に出たことがなく、しかも時計で計りながらのゲームは生まれて初めてだ。 相当あせった。
そのせいではないのだけど、結果は1勝、4敗と最悪。 格下のプレーヤーにまで負ける始末。 つらいなぁ。 まだまだ修行が足りない。

参加者の中で一番強かった人は、韓国人で、なんともと院生だったという。
普段は囲碁のレッスンをしながら名古屋に住んでいるというのだが、時々ヨーロッパにやってきて教えているという。 現在はチューリッヒにいるとのこと。
韓国の院生と言えば、実力的には日本のプロとひけをとらない人もいるらしいので、相当強い。 なのでトーナメントには参加しているけれども、一方では事務局が報酬を出して来てもらっている講師でもあり、希望者には対局後に指導もしていた。  

2010年5月14日金曜日

2010.5.13 Presentation Zen

バーゼルは今日も天気が悪い。
せっかくの連休だというのに、気温は秋みたいだし、フランクフルトの疲れもあって、ウダウダ無駄に家で過ごしてしまった。

プレゼンテーションZen



GarrさんのPresentation tips

ところで、先だって会議の話をしたが、皆さんは他人(ひと)のプレゼンを聞くのは好きだろうか?
私は目立ちたがり屋なので、自分がプレゼンするのは大好きだけれども、人の話を聞くのは大嫌いだ。
人は、他人の話はあまり聞きたくないというのが情だと、一般的に言われているし、確かに長話しする人はどこでも嫌われる。 私が笑顔で、何度も頷きながらプレゼンを聞いていたとしても、心の中ではほとんどの場合、つまんねぇな、早く終わんないかなぁ、今日の昼飯はなにがあるのだろう、などと考えていると思う。きっと、自分のプレゼンも同じように思われているに違いない。

どうしたら、うまいプレゼンが出来るのだろうと思っていた頃、見つけたのが、Garr Raynold氏のプレゼンテーションZenという本とDVDだ。

元アップルにいたという、Garr氏は日本に20年ほども住んでいるアメリカ人で、かなりの日本かぶれだ。
プレゼンの神様、スチーブジョブズばりの、かっこよくて、Coolなプレゼンをやるにはどうしたらいいかということを、日本のZenの精神になぞらえながら説明している。 簡単に要約すると。

1.箇条書きのプレゼンはやめて、写真、グラフなどビジュアルを大きく利用し、文字は最小限にとどめる。
2.プレゼンは喋る内容が命であり、パワーポイントなどは視覚的にその話の理解を助けるのが役目である。 データやら箇条書きの文章がいっぱい貼り付いたプレゼンは、見るに堪えない。
3.人間は、文章を読むのと、話を聞くのを両方同時にやることは出来ない。 よって、詳しいデータはパワポではなく別途、ワードや、エクセルで作った配布資料を用意すべし。
4.グラフもビジュアルであるが、罫線や、重要でない要素、例えば背景のイラストや、写真、などが多用されると、ポイントが分かりづらくなる。 グラフは簡素にするべきである。
5.スライドは、デザインが命である。 街の広告などをよく見て、センスを磨くべし。

本もいいが、DVDが秀逸。 まさに言われている、Voice is that matters.の通り、ビジュアルが効果的に使われていて、それだけで十分説得力がある。  
あぁ、なんてすばらしいアイデアなんだと、めろめろになってしまった。

そこで、まだ日本にいる間に真似をして一つ作り、上司や、同僚に見せてみたのだが、反応は意外にもイマイチ。
どうやら理由は、①細かいデータや、文章があると内容を覚えなくても後で助かるような気がする、②自分で準備するとなると、構想を練るのに時間がかかり、無駄を省いて内容を磨き上げなければならないので、大変な作業になる、③別添資料をまとめるのもめんどくさい。

ということで、聞く場合も、話す場合も、同じように色々考えてしまうようだ。

また、会社によってはスライドのフォーマットがCIの規則として決められているところも多い。
うちでも、いわゆるフォーマットが決められていて、フォントの大きさ、種類、色、会社のロゴ、など色々細かいルールがある。
どこででもよくみる、何の変哲もないプレゼンだ。
要するに、Garr氏の言うにすると、掟破りになってしまうわけだ。 
大いに落胆して、結局、既存のフォーマットに添った形で妥協、修正した結果、なんともビジュアル的には魅力に掛けるものになってしまった。

本社に来た今も、チャンスがあればナレッジマネージメントの責任者をたぶらかして、こういうプレゼンを認めさせるようにできないかなぁと思っているところ。

Garrさんのホームページ(上記リンク)には、基本的なコンセプトとスライドのサンプルが置いてあり、すばらしい講演の実例がビデオ映像として貼り付けてあり、参考になるのでぜひ、見てください。

2010年5月13日木曜日

2010.5.11 Frankfurtに

【バーゼルSBB駅】
朝4時に起床、6時のICでフランクフルトに出発。
片道3時間の間、社内で爆睡。
【ファーストクラス座席】
展示会はIFFAといって、食肉のプロセス機械の専門展だ。
本来は、自分はお菓子の担当なんだけれど、ヨーロッパの展示会の運営を勉強するためということで日帰りの出張となった。
結構えぐいものだ。牛、豚、鳥などを自動で裁いていく機械なのだが、生き物の命を奪うだけあって、実に自動化が進んでいて、シンプルで、丈夫そうで、機能的で無機的な感じだ。
【肉の裁断機】
 【展示会場の広場になぜか鳥居が?何のため?】
一日、歩き回って、ブースアテンドしている同僚と喋ったりして夕方6時まで。
一緒にバーゼルに帰る同僚につきあって駅のラウンジ(空港と同じで、チケットがファーストクラスなので、駅構内の中二階に無料のラウンジがある。 アルコールやスナックなどがただ)で時間をつぶす。
元々9時頃の列車を予約していたので、早いのに変更しようとしたが、すべて裏目に。
結局、予定通り深夜にバーゼルに戻ってきた。 もうくたくた。

通りをあるくと、なぜか青々とした街路樹の葉っぱが一杯落ちている。
雹が降ったらしい。 5月だというのに、夏を通り越して秋になったみたいだ。