【写真は新しいアパートの居間】
3.29 アパートを不動産屋に明け渡し、新宿で追加の買い物を済ませた後、成田に移動。 東急エクセルホテルに前泊した。 一挙に、ここ数日の疲れが出る。 昨日の夜、万葉の湯に行って夜通し温泉につかっていたのが良くなかった。 のどが痛い。 Dan Brownの最新作Lost Symbolを読み始める。
3.30 成田空港で送っていた荷物を受け取り、チェックイン。 スイス航空でチューリッヒ。 チューリッヒからは電車でバーゼル入り。 アパートの鍵を受け取るまでの2日間はホテルに滞在。 Metropol Hotel。 バーゼルSBB駅の真ん前なので、楽だった。
3.31 HRの担当者からメールが入る。 どうやら事故にあったらしく、明日の打ち合わせは代打が出るらしい。 スイス大使館(ベルン)に在留者登録を済ませ、バーゼル市内の散策。 すでに十数回は来ているが、今回は事情が違う。 これから住むとなるとスーパーなど、どこに何が売っているか調べておいたほうがいい。 EMSから連絡。 29日に送った小口の荷物が既にアパートについている。 主より早く着くとは、便利な世の中になったものだ。
4.01 初出社。 イースターホリデーの前日なので、休みを取っている人も多く、いつもより静かな感じがする。 HRの部長から本社スタッフに紹介。 と、言ってもほとんど既に長年知っている人がほとんどだ。 部屋は個室を与えられた。 会社勤めをしてからというもの、個室を与えられたのは初めてだ。 ちょっと感動。 ITの担当者から、データベースのセットアップにしばらく時間がかかるとの説明を受ける。 電話はブラックベリーを渡されるらしい。 この後、本来は、バーゼルのカントンオフィスに赴いて、長期滞在登録(日本で言うところの外国人居住登録)を済ませるはずが、なんと事務所が休みになっており、来週また出直すことになった。
アパートの鍵を不動産屋から受け取ったあと、HRのスタッフが改めて市内を案内してくれる。
住まいの最寄駅(トラム)は、Universitaet、名前の通り大学があるのだが、とても閑静な住宅街で、先々でいいところに住んでるねとうらやましがられる。 すぐ近くにMigros(スイスで最大手のスーパー)があって、便利もいい。 2軒となりの家にプレートが貼ってあり、ヘルマンヘッセが1900年ごろ住んでいたとのこと。 そういえば、周りの通りはエルンハルト・オイラー通りだの、ホルバイン通りだの有名な人たちの名前が多い。 落ち着いたらもう少し調べてみたい。
昼は、マーケティングスタッフが歓迎の昼食会を開いてくれた。 既になじみの顔ばかり。 他の子会社からは、期限付きでよこされる人間はなく、私は、私の上司に続いて2人目ということだった。 冗談好きな連中ばかりなので、あっという間に時間が過ぎる。 昼食後は、データベースの説明を受けただけで終了。 連休の前は1時間早く帰っていいことになっており、4時になるとほとんども抜けの空になった。
4.02 イースターホリデーの始まりだ。 今日はGood Friday聖金曜日というらしい。 イースターは来週の月曜日。 ということで、着いて早々土日をはさんだ4連休。 本当にラッキーだ。 駅構内には祝日、日曜日もやっている店があり、足を伸ばしさえすれば、大体必要なものは手に入る。 飲料や食料の買出しに出かける。 ついでに風邪薬も手に入れた。 お湯に溶かして飲むビタミンC入りのやつだ。
日本から持ってきたご飯を炊いた。 海外仕様の日立製炊飯器も大活躍。 白菜と豚肉を適当にいため、味噌汁を作って食べたが、どうもこちらで買う白菜は繊維がしっかりしているのか、なかなかくたくたにならない。 しっかり炒めたのに歯ごたえがありすぎる。
ちなみにアパートは家具や、電化製品など一揃い備え付けになっている。 湯沸しポットだけは気持ち悪かったので自前のを購入。 ケーブルテレビはBBCやCNNが入っている。 残念ながらNHKはなし。
夜、携帯に電話が入る。 当地の囲碁サークルの主催者からだ。 こちらから先に連絡をとっていたので折り返してくれた。 土曜日の夜に教室のようなものをやっているので、そこに参加させてもらうことになった。