2010年5月30日日曜日

2010.5.30 Presentation as a sleeping pill


Bullet point presentation is a perfect remedy for sleep disorder!

2010.5.29 新しい靴

Arlesheimのカット屋さんで、髪を切ってもらうのは2回目だ。
カットのあと、Dornachまで行ってバスにのり、Gempenという高台の村に足を伸ばした。
標高はせいぜい700m足らずなのだが、自然が一杯でバーゼルを見渡せる塔がが立っている。

今日は、そちらが目当てではなくて、バードウォッチングをと思ったのだが、あまり成果はなかった。
鳥の声はするし、いるには違いないのだがずいぶん高いところにいるのか、なかなか見つけることができなかった。 そもそもお昼過ぎにいったのだから条件は悪かったのだが、、
鷲のようなものを見たぐらいで写真は一枚もとれなかった。
バスは1時間に1本しかないので、帰りはDornachまで歩き、結局2時間半ほど山道をあるいたことになる。
やっぱり、バードウォッチングは早朝、川辺の森のほうがいいのだろう。
そういえばいつも昼に走っている川辺の森には、色々な草花が茂っていて、鳥も多い。
いつだったか、自然観察のグループが散策しているのに出くわしたことがある。
次回は、そのあたりに行ってみよう。

ところで、このところ膝の皿のあたりが痛む。 原因は昼のランニングなのだが、同僚によると靴のせいだという。
これまでNBのスニーカーを履いて走っていたのだが、もともと長距離走のための靴ではなく、大分すり減ってもいる。 殆どクッションの役割を果たしていないので、1時間も走るには適してないというのだ。
バードウォッチングの帰り、紹介された店 MEM にいってみると、そこはランニング専用の靴やウェアの専門店だった。
足の大きさを測ったあと、森を走るのか、町中を走るのか、距離はどのくらいかなどと質問があって、実際にいくつか靴を持ってきてくれる。 ちょっと外を走ってみてくれ、といわれて驚いた。 日本では足のサイズを合わせる店はあっても、商品をはいて店の外を走らせるなんてやらせるだろうか? 
確かに走ってみると足の裏に跳ね返ってくるようなクッションがあって、とても楽だ。 これなら、長距離も大丈夫かもしれない。
1割負けてくれて、216フラン(大体18,000円位)だった。 

【新しい靴 NB1064】

2010年5月29日土曜日

2010.5.28 迷走の果て



こうなることは初めから分かっていた。 アメリカの政治家にとって、最重要分野である軍事上の問題について、50年もずっといいなりになっていた国 が急に物をいうようになった。 昨日今日政権を取ったばかりのプレピーな首相をオバマはほとんどまともに相手にはしてこなかった。 寄り合い所帯の脆弱な 基盤に立つ政権にどうせ力はないと思っていたからだ。 そもそも社民党と一緒になっていることからして、アメリカにとってみると不気味な存在だったろう。  

3つの点で、普天間はとてつもなくハードルの高い問題だった。
1つめは、多くの国民が日米安保は重要であ り、日本はアメリカに守ってもらわないといけないと思っていることだ。 一部の不見識な人は話し合いでどうにかなると思っているかもしれないが、多くの人 は、アメリカと事を荒立ててまでこの問題を処理しなければならないとは思っていない。 つまり、国民はそこまで民主党をサポートする気がない。
2 つめは、沖縄の人たちが「本土の人」とよぶ大多数の日本人は、沖縄の人たちがさんざん味わってきた苦しみや悲哀を表層的には理解するものの、では自分たち も負担を一部なりとも引き受けようとまでは思っていないことだ。 報道を見ていれば分かるではないか。 だれもが、自分のところにだけは絶対に来てほしく ないのだ。 勝手なものだ。 一方で軍事同盟は必要だと思いながら、その対価は払いたくないのだ。 
3つめは、当のアメリカ自体は、まったくその気がないことだ。 彼らにしてみると軍事基地の機能をばらばらにすると言うこと自体が非常識なのだ。 さらに本音を言えば沖縄は、日本本土から遠い、むしろ中国、台湾の方にずっと近い。 こっちの方が重要なのだ。

鳩山さんの失敗ははっきりしている。

出来もしない公約はするべきではなかった。 この問題を解消するには、日米安保を根本的に見直す位の、というかそれ自体を解消する位の覚悟が必要だった。 鳩山さんは実際過去に書いた論文やら、公の場でもそれらしき事をいっていた。
ただ、それだけのことで、世論をそちらに誘導していくだけの努力もしていなければ、党内や連立のあいだとのすり合わせもなにも出来ていなかった。 アメリカと対峙するどころではない。 何の準備もなく、殆ど不可能のようなことを口にし続け、結果は今日の記者会見の通りだ。 民主党はもっと早い段階で、軌道修正するべきだったろう。

この件で社民党は連立から離脱するだろうが、選挙で彼らが躍進することはないだろう。
民主党が大負けすることがはっきりしてくれば、おそらくまた自民党の暗黒時代に逆戻りするだろうし、それほどでも無い見通しであれば、今度は政権の 味を片時も忘れたくない公明党が民主党にすり寄ってくるだろう。 そうなるとあまりぞっとしないが、民主党にはもう少しがんばってもらいたいので、いずれにしても、ベストなタイミングでぼんくら首相には退陣してもらい、人事を刷新した上で盛り返してほしいものだ。 

2010年5月28日金曜日

2010.5.27 初夏の到来


5月は天候が不順で、雨ばかり、秋のような気温だったのが、先週から大分暖かくなってきた。 仕事も色々増えてきて、オフィスももう少し日当たりのよい部屋に来週から引っ越すことになった。 ありがたいことだ。

それにしても時間が経つのが早く感じるのは、新しい環境のせいか。 最初の2カ月はあっという間に過ぎてしまった。 これで7月に入ると、バカンスに入る人が増えてくる。 うかうかしているとまた、あっという間に時間が過ぎてしまうかもしれない。 7月は一応当てがあって、フランクフルトあたりで、ドイツ語の特訓コースを2週間ほど受けて、その後数日まだ行ったことのない、イギリスまで足を伸ばそうかという計画だ。 費用の目処が立ったらやってみたいと思っているが、さてどうなるか。 両方は無理かもしれない。

段々、陽が高くなってきた。 写真は9時半ごろの街のようすだけど、日本と比べたらまだ暮れ方が大分ゆっくりだ。 これが7月くらいになるともっと明るいのだから、寝不足に陥りやすくなる。 もっと緯度の高いヘルシンキあたりになると、今時分でも12時近くまでこんな明るさのはずだ。

2010年5月20日木曜日

2010.5.16 Baselトーナメント

5/15,16。 バーゼルの囲碁トーナメントには32人の参加者があった。
ドイツ、フランス、あとは東欧の国からも観光と同じような感覚でやってきている。
ちょっと違うのは、ホテル代があまりにも高いので、大抵は寝袋を持ってきて、トーナメントのホストやバーゼル市内に住む人のアパートに分かれて泊まらせてもらう雑魚寝というシステムになっていることだ。

中、高校生のような若い子供たちならまだいいが、合宿じゃあるまいし、普通のアパートのリビングに5,6名のむくつけき男たちが一緒に寝ているところは、かなりむさ苦しい。
私は、当初ホストにはなってなかったのだけど、聞けば一人寝袋さえ無い人がいるというので仕方ない一人だけならと、引き取ることにした。 リビングには革製のソファーベッドがあり、シーツやブランケットも予備があったので、一応ちゃんとした寝床をこしらえてあげた。結局、一番ひどい状況になるはずだった人が、実は一番いい思いをしたわけだ。
しかも、会場は私のアパートからが一番近く、歩いて9分。
話を聞いて、代わりに俺を泊まらせてくれと割り込んでくる人までいた。
どうも、他のヨーロッパのトーナメントでもそういうシステムはあるとのこと。
要するに、囲碁仲間同士で、助け合うことで囲碁の普及に寄与しようという考え方があるらしい。 逆に、そんな風にしてまではるばるやってくる人たちの熱心さには脱帽した。

トーナメントは参加者めいめいがそれぞれ5回プレーをし、総合点で順位が決まる。
持ち時間は1時間だが、それを超えると、カナダ方式といわれる秒読みに入る。
それぞれ5分間に15個の石を置くが、置ききれなければそこで負けになる。
私は日本では一度も大会に出たことがなく、しかも時計で計りながらのゲームは生まれて初めてだ。 相当あせった。
そのせいではないのだけど、結果は1勝、4敗と最悪。 格下のプレーヤーにまで負ける始末。 つらいなぁ。 まだまだ修行が足りない。

参加者の中で一番強かった人は、韓国人で、なんともと院生だったという。
普段は囲碁のレッスンをしながら名古屋に住んでいるというのだが、時々ヨーロッパにやってきて教えているという。 現在はチューリッヒにいるとのこと。
韓国の院生と言えば、実力的には日本のプロとひけをとらない人もいるらしいので、相当強い。 なのでトーナメントには参加しているけれども、一方では事務局が報酬を出して来てもらっている講師でもあり、希望者には対局後に指導もしていた。  

2010年5月14日金曜日

2010.5.13 Presentation Zen

バーゼルは今日も天気が悪い。
せっかくの連休だというのに、気温は秋みたいだし、フランクフルトの疲れもあって、ウダウダ無駄に家で過ごしてしまった。

プレゼンテーションZen



GarrさんのPresentation tips

ところで、先だって会議の話をしたが、皆さんは他人(ひと)のプレゼンを聞くのは好きだろうか?
私は目立ちたがり屋なので、自分がプレゼンするのは大好きだけれども、人の話を聞くのは大嫌いだ。
人は、他人の話はあまり聞きたくないというのが情だと、一般的に言われているし、確かに長話しする人はどこでも嫌われる。 私が笑顔で、何度も頷きながらプレゼンを聞いていたとしても、心の中ではほとんどの場合、つまんねぇな、早く終わんないかなぁ、今日の昼飯はなにがあるのだろう、などと考えていると思う。きっと、自分のプレゼンも同じように思われているに違いない。

どうしたら、うまいプレゼンが出来るのだろうと思っていた頃、見つけたのが、Garr Raynold氏のプレゼンテーションZenという本とDVDだ。

元アップルにいたという、Garr氏は日本に20年ほども住んでいるアメリカ人で、かなりの日本かぶれだ。
プレゼンの神様、スチーブジョブズばりの、かっこよくて、Coolなプレゼンをやるにはどうしたらいいかということを、日本のZenの精神になぞらえながら説明している。 簡単に要約すると。

1.箇条書きのプレゼンはやめて、写真、グラフなどビジュアルを大きく利用し、文字は最小限にとどめる。
2.プレゼンは喋る内容が命であり、パワーポイントなどは視覚的にその話の理解を助けるのが役目である。 データやら箇条書きの文章がいっぱい貼り付いたプレゼンは、見るに堪えない。
3.人間は、文章を読むのと、話を聞くのを両方同時にやることは出来ない。 よって、詳しいデータはパワポではなく別途、ワードや、エクセルで作った配布資料を用意すべし。
4.グラフもビジュアルであるが、罫線や、重要でない要素、例えば背景のイラストや、写真、などが多用されると、ポイントが分かりづらくなる。 グラフは簡素にするべきである。
5.スライドは、デザインが命である。 街の広告などをよく見て、センスを磨くべし。

本もいいが、DVDが秀逸。 まさに言われている、Voice is that matters.の通り、ビジュアルが効果的に使われていて、それだけで十分説得力がある。  
あぁ、なんてすばらしいアイデアなんだと、めろめろになってしまった。

そこで、まだ日本にいる間に真似をして一つ作り、上司や、同僚に見せてみたのだが、反応は意外にもイマイチ。
どうやら理由は、①細かいデータや、文章があると内容を覚えなくても後で助かるような気がする、②自分で準備するとなると、構想を練るのに時間がかかり、無駄を省いて内容を磨き上げなければならないので、大変な作業になる、③別添資料をまとめるのもめんどくさい。

ということで、聞く場合も、話す場合も、同じように色々考えてしまうようだ。

また、会社によってはスライドのフォーマットがCIの規則として決められているところも多い。
うちでも、いわゆるフォーマットが決められていて、フォントの大きさ、種類、色、会社のロゴ、など色々細かいルールがある。
どこででもよくみる、何の変哲もないプレゼンだ。
要するに、Garr氏の言うにすると、掟破りになってしまうわけだ。 
大いに落胆して、結局、既存のフォーマットに添った形で妥協、修正した結果、なんともビジュアル的には魅力に掛けるものになってしまった。

本社に来た今も、チャンスがあればナレッジマネージメントの責任者をたぶらかして、こういうプレゼンを認めさせるようにできないかなぁと思っているところ。

Garrさんのホームページ(上記リンク)には、基本的なコンセプトとスライドのサンプルが置いてあり、すばらしい講演の実例がビデオ映像として貼り付けてあり、参考になるのでぜひ、見てください。

2010年5月13日木曜日

2010.5.11 Frankfurtに

【バーゼルSBB駅】
朝4時に起床、6時のICでフランクフルトに出発。
片道3時間の間、社内で爆睡。
【ファーストクラス座席】
展示会はIFFAといって、食肉のプロセス機械の専門展だ。
本来は、自分はお菓子の担当なんだけれど、ヨーロッパの展示会の運営を勉強するためということで日帰りの出張となった。
結構えぐいものだ。牛、豚、鳥などを自動で裁いていく機械なのだが、生き物の命を奪うだけあって、実に自動化が進んでいて、シンプルで、丈夫そうで、機能的で無機的な感じだ。
【肉の裁断機】
 【展示会場の広場になぜか鳥居が?何のため?】
一日、歩き回って、ブースアテンドしている同僚と喋ったりして夕方6時まで。
一緒にバーゼルに帰る同僚につきあって駅のラウンジ(空港と同じで、チケットがファーストクラスなので、駅構内の中二階に無料のラウンジがある。 アルコールやスナックなどがただ)で時間をつぶす。
元々9時頃の列車を予約していたので、早いのに変更しようとしたが、すべて裏目に。
結局、予定通り深夜にバーゼルに戻ってきた。 もうくたくた。

通りをあるくと、なぜか青々とした街路樹の葉っぱが一杯落ちている。
雹が降ったらしい。 5月だというのに、夏を通り越して秋になったみたいだ。 

2010年5月9日日曜日

2010.5.9 アリと格闘




【写真はバーゼル大学。 このブログは食べ物の写真が多いので、そのうち、本当にスイスにいるの?と言われてしまうかも知れません。 なのでこれからは少し市内の写真も載せることにします。 バーゼル大学はスイスで最古の大学。 確かユングもここの卒業だったと思います。 自宅のアパートからわずか歩いて2,3分。 アパートの最寄り駅も"Universitaet"です】

居間やキッチンにアリが出没するようになった。
最初はなにか床に落ちた食べカスなどに寄せられてきたのかと思い、掃除を念入りにしてみたがそれでも何日かすると来ている。
ここは日本で言うところの3階なので、地上から上がってくるにはちょっと根性がいるのではないかとおもったが、上の階のベランダで菜園をやっているひとがいるので、ひょっとしたらそこから来ているのかと思う。 とりあえず、日曜日もあいている薬局でアリ殺しを買ってきて置いてみた。 (アリに毒入りのえさを食べてさせて、巣の中で死んでもらうというやつ)

火曜日は展示会見学のためフランクフルトに日帰り出張の予定。
片道3時間だから、すこし前までの大阪日帰りみたいなもの。
木曜、金曜は連休なので、計画を考えているところ。

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2010.5.8 お好み焼き


このところバーゼルは雨が多い。
先週は春らしい日もあったのだが、また秋に戻ったような陽気だ。

日本から鰹節が届いたので、お好み焼きに挑戦。
肉は生ハムを代用してみたが、イマイチだった。
次回はエビにしてみよう。

2010年5月8日土曜日

2010.5.5-6 会議、会議

ヨーロッパのセールスマネージャーと、我々本社のマーケティングチームによる合同会議が2日間に渡って行われた。 中には、以前から親しい仲間もいて、久しぶりの再会で盛り上がった。
長く同じ会社に勤めていると、同じグループで一緒に仕事をしたことのあるメンバーが増える。
お互いに、考え方が分かっており、特に共感できる相手がいるのはとても心強い。

こちらの会議はいつも大体8時半とか、8時から始まり、夕方の5時くらいに終わるというのがパターン。 議論をすることが主体の、ワークショップが多いのがうちの特徴かもしれない。
一応英語でやるのだが、英語の達者な人ばかりではないので、これが結構疲れる。
至極当たり前のことを言っていても非常に時間がかかるし、なかには全く何を言っているのか分からない人もいて、そういうときは誰かが、通訳をする。 会議の目的が、必ずしも何かについての結論を出すということになって無いのは、実際にまとめるのが大変だからかも知れないと思えてきた。 なにせ、今回の参加者の母国語は、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポーランド語、オランダ語、スウェーデン語、トルコ語、そして日本語の9カ国語だし。 イギリスから来た唯一のネイティブスピーカーをのぞけば、英語は外国語だからだ。
そういう多国籍のメンバーで会議をやっているのだから、英語は大事なのだ。


2010年5月7日金曜日

2010.5.3 いまから半年後の姿か

「市場調査と客先動向の分析をやって、コーヒーを浴びるほど飲んだらあとはピンクのうさちゃんが出てきて、ああせいこうせい言ってくれるのさ」

朝コーヒーがないと、脳みそが起きない。 コピー室には共同で買ったカプセル式のコーヒーマシンがおいてあり、自由に使える。 私の場合、一日に3杯は確実に飲んでいるが、仕事に行き詰まると増える傾向にあるのは誰にも共通のようだ。

2010年5月2日日曜日

2010.5.2 サケ


昨日はゲテモノ料理だったので、魚が食べたくなった。
運動しているせいか、この頃、量の加減がおかしくなってきている。
気をつけねば

夜、映画を見に行った。(日本円で大体1900円くらい。 東京あたりと同じくらいか。)
ヨーロッパでは基本的に吹き替えがほとんどだというが、スイスでは夜の最終回だけは大体オリジナル言語で、字幕がドイツ語とかフランス語とかになっている。
夜の方が空いているので、私としてはありがたい。
もっと、飛んでるのかと思ったけど、原作に忠実だったので意外だった。

2010.5.1 なんちゃってすき焼き

食材で手に入らないといえば、やはり肉だ。
日本のようにさしの入った肉は売っていない、みんな見事な赤身だし、そもそも薄切りの肉がないのだから、すき焼きやしゃぶしゃぶを作るのは至難のわざ。
今日はちょっとそれに挑戦してみた。

チーズフォンデュというのは聞いたことがあるだろうが、もう一つオイルフォンデュというのがある、こちらではチャイニーズフォンデュとも呼ばれている。
オリーブオイルを深い鍋に入れて加熱し、そこへ薄切りの肉を串に刺して入れ、火を通してから食べるという至ってシンプルな料理だ。 (なんでチャイニーズなのかは知らないが)。 家庭でも手軽に出来るようにこれが冷凍食品のコーナーで肉だけ売っている。 それを代用した。 椎茸は日本の大体1/4位のミニチュアサイズ、また同じくミニチュアの白菜を買ってきて、関西風に砂糖、酒、醤油で煮てみた。 結果は、、、 うーん、やっぱりいまいちだ。 肉は薄いと言っても繊維が確りしていてとてもかみ応えがあり、すき焼きという感じではない。
あぁ、舌に載せた途端にとろけるようなあの今半のすき焼きのすばらしさを思うと、これはすでにすき焼きではない。 たぶんもうやらないと思う。

ところで、豆腐なのだが、実はこちらでも作られている。
写真の豆腐は、Migrosで買ったもの。 豆の味がちゃんとするのだが、半端無く堅い。
食感はカテージチーズの固まりという感じで、水分が非常にすくなく、煮ても煮崩れない。
とろけるような食感もない。
日本食ブームだと思い、少し期待していたのだが、これも日本の豆腐ではない。
半丁くらいの大きさで、1個250gとかなり重たいし、3フランくらい。
これで引っぱたかれると気絶するかも。
肉と同じで、こっちではあまりふにゃふにゃな食べ物は人気がないのかなぁ。
汁もあんまり吸わないようなので、薄く切って、ステーキかなんかにすればいいかもしれない。

他に、森永が海外向けで作っている紙パックの豆腐もあるのだが、バーゼルではベトナム人がやっている食材店にしかなく、それがまたぼったくりの5フラン(1丁450円)もする。
ヨーロッパ製の豆腐は、口に合わないことがわかったので、一遍これを味見してみようと思う。 ちなみにイギリスや、ドイツの通販サイトだと、この半分くらいの値段で買えるらしい。


2010.4.29 お別れ会

同僚の一人が会社を辞め、今日はそのお別れ会があった。
普通は会社のカンティーンで簡単に済ますことが多いらしいが、本人の趣向で外でやることになった。
ランニングコースにもなっている川の河川敷にバーベキューのできるところがあり、そこで行われた。 同僚、上司など30人くらいが参加。
ビールやワイン、チーズにソーセージなど振る舞われ、みんなで別れを惜しんだのだが、実はこちらでは、こういうお別れ会は会社を去る本人が自分で企画準備し、みんなを招待するのだそうだ。
最初聞いたときは、ええぇっ!?と思ったが、実際彼は、オフィスの片付けそこそこに、車で運んできたバーベキューの道具やらを、自分でセットし、準備していた。
会社を辞めるのって大変だなぁと変なところで感心してしまった。
私個人としても、彼とはもう7年くらいのつきあいになるので、個人の住所などを交換して、またこちらにいる間に連絡を取り合うことにした。

2010.4.28 親切すぎ?

案の定、筋肉痛だ。

会社の同僚もそうだが、ここに来てからやたら、人が親切なのに驚くことがある。
今日もちょっと驚くことがあった。

私の住んでいる地域は家庭ゴミの収集が月、木となっており、大体前の日の夜にみんな出している。 (というのも収集が朝7時ころと早いからだが、このあたり、横浜では当日の忙しい朝にしか出してはいけなかったので、それに比べるととてもありがたい)。
8時くらいに、ゴミをだしていると、一階に住んでいる年配のおばさんが飛び出てきた。
私が出したゴミ袋の色が黒なのでだめだという。 バーゼル市内のゴミは回収の費用を指定されたゴミ袋の収益でまかなわれており、ゴミを出す人は、出す量に応じて費用を分担するというこれまた、非常に理にかなったシステムになっている。 
私もその辺の話は聞いていたので、スーパーで探したところ、棚にあったのが黒いのだけだったので、それでいいとおもったのだが、それが間違いだった。
黒は農作業や、園芸ででたゴミ用だという。
おばさんの説明では、家庭ゴミはブルーのゴミ袋(Bebbi Saggという)で、スーパーのレジで言えば買えるということらしい。 それ以外の袋でだすと、ブラックリストにのり、違反チケットを切られるという。 教えてくれただけでもかなり親切なのに、次からはこれを買ってくるのよといって、自分の袋を分けてくれた。 
この町ではなにかやらかしそうになると、こんな風に親切な人がやってきて教えてくれるのだろうか?  ミュンヘンではこんな事は一度もなかったことだ。
後日、もらった分の袋と、お礼のチョコレートをおばさんの戸のところに掛けておいたらまたご丁寧にお礼状がポストに入っていた。
ちょっと感激。

2010.4.27 Vita Parcours

昼休みのランニングも段々調子が出てきた。
今日は8キロほど、走ることができた。
一緒に走ってくれている同僚たちがまた載せるのがうまいものだから、ついがんばってしまう。

聞いて初めて知ったのだが、自分たちのグループのほかにも、ピラティスだの、バイクだの、ジムだの、実に様々なスポーツクラブがあるらしい。 ほんとみんな熱心なのだ。
活動時間はまちまちで、昼休みじゃなくて仕事が終わってからやっているグループある。
今日は別なグループから仕事帰りにフィールドアスレチックに誘われた。Vitaparcoursという。
 【Vitaparcoursのなか、こんな風に林の中のランニングコースがあり、、】

よく、日本でも子供のころ林間学校など、自然のなかに鉄棒だの、吊り輪だのそういう運動器具がおいてあるフィールドアスレチックで遊んだことがあるがだいたいそれに近い。 保険会社のチューリヒが社会貢献の一環なのか、スイスのあちこちに同じようなものを作っているとのこと。

森の中のコースを走っていくと、その途中に、腹筋、平行棒、バランスなど色々な器具がおいてあり、イラストののった説明の看板を見ながら、そのとおりこな していく。 
 【途中で、こう言うのが色々作ってある】
 【説明書きの例】
一つ終わったら、また次のところまで走るという具合だ。 室内のジムと違って、林の中だから空気もさわやかだし、自分のペースで進められるから、結構楽しい。
筋トレを兼ねたコースで、2回まわると大体5キロのコースだ。

というわけで、なんと今日は通算13キロ走った上に、筋トレまでやってしまった。
ちょっとやり過ぎかもしれない。 

2010.4.26 社内報

日本の社長から、次回の社内報にこちらの様子を書くよう依頼があり、原稿を送る。

2010.4.23 Hair cut

初の給料日。 やっとこれで、デビットカードが使えるようになった。 うれしい。
給料はもちろん、日本と同じで振り込みなのだが明細は会社では配られず、2日ほど前に自宅に直送されて来ていた。 明細のほか、ボーナス評価の状況と、人事の関連ニュースなどだ。 私の顔写真がデカデカと載っていて、ちょっと恥ずかしかった。

日本で髪を切ってからちょうど1カ月。
給料も入ったことだしと、会社から近いArlesheimの(といってもバスで行くが)カット屋さんに行った。
海外でカットというと、いままであまりいい思い出がない、ローマでは言葉が通じなくてジローラモさんみたいな頭にされたことがあるし、長くいたミュンヘンでもあんまり上手なところに当たらなかったからだ。
女性客の多い、カットサロンのようなところの方が、技術はいいだろうと思ったので、そういうところを口コミで紹介してもらった。
大体想像していたけれど、担当してくれた人はオネイサンだった。
こういう職種は万国共通なのだろうか。
愛想はいいし、腕は確かだし、全く問題ないんだけど、こんな田舎のカット屋さんでもやっぱりそうなんだ、と思わず笑ってしまった。