2010年6月12日土曜日

2010.6.8 Marburg

仕事の関係で再びドイツに。


【写真は聖エリザベートの棺 聖エリザベート教会で】
 宿泊先は、聖エリザベートのお墓のあるMarburg。
以前読んだ「感染症は世界史を動かす」という本で紹介されていたのを思い出した。
お城に行く時間はなかったので、聖女のお墓のあったところに建てられた聖エリザベート教会をのぞいた。遺骨はウィーンに移され、現在は棺だけが残されている。 

ハンガリ生まれの王女。 政略結婚でワルトブルグに輿入れしたが、聖フランシスコの教えに帰依し、当時苛烈な迫害と差別を受けていたハンセン病患者の介護にあたったり、重税に苦しむ領民に税の免除を訴えたりして宮廷内からも反発を受ける。 仲むつまじいことで有名だった夫が十字軍に出征中に亡くなり、程なく追い出され、落ち着いたマールブルクでは手切れ金としてもらった全財産をはたいて病院を建てた。
死後、エリザベートは新たな信仰の対象として彼の地は4大巡礼の地として知られるようになる。

2 件のコメント:

ReikaKawahara さんのコメント...

趣がありそうな教会ですね。

日本では、今、宮崎県内で「口蹄疫」が拡大し、大変です。

「感染症は世界史を動かす」私は読んだことがないのですが、
新型インフルのこともあり、気になります。チェックしてみます。

番矢 理 さんのコメント...

ええ、その通りです。 インフルエンザについても詳しいですが、よく知っている歴史上の人物と感染病の話、中世のヨーロッパの歴史が、まるで違った角度から知ることができて、今まで不思議に思ってたことが色々分かって大変感銘を受けました。