2011年4月6日水曜日

2011.4.5 原子力発電所の問題

昨夜、ドイツ人の友達にからまれた。
なぜ日本では大規模なデモや抗議集会が行われていないんだ、これだけ生活に大きな影響を受けているのになぜ怒らないのか?
原子力発電所から超高濃度の汚染水が海に垂れ流しにされていることが分かったという報道を受けての話。
彼はバーゼル囲碁クラブの席亭で、何度も日本を訪れたことがある大の日本贔屓。
歯がゆくてしょうがないとのことだった。

日本人が困難なときに互いに助けあうということが大変な美徳であると賞賛されている一方で、その我慢強さが時として、問題を曖昧にしてしまったり、責任の所在を曖昧にしていまうというところがあるのではないか。 スイスのある知日派の作家、アドルフ・ムシュク氏がインタビューに答えている記事を読んだ。 私には彼の見方を否定することはできない。

「福島を天災のごとく扱おうとしている」

ムシュク氏は原子力は人間の超えてはいけない領域であると示唆している。

(リンク先のインタビューの和訳はかなりレベルが低いので誤解を与えるかもしれませんが、ムシュク氏は原発反対の立場から意見を述べています。 日本人の美徳と性癖とを合わせてユニークな分析をしているのであえて紹介しました)

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