2012年5月7日月曜日

2012.4.28-5.1 Bordeaux Part 3

3日目、独りでサンテミリオン地区に。 国鉄SNCFのサンジャン駅から約30分。
この日は僅か4本。 サンテミリオン駅は無人駅だった。

しかしこの日、サンテミリオンのシャトーは殆どオープンになっていて、
勝手に入っていって、タダで試飲させてくれるというありがたいイベントが行われていた。

まずは村の中を散策。
モノリスの協会
岩をくりぬいて作ったという



車がないので、基本的に離れているChateauxをあるいて訪ねるのだが、ワイン畑の間を眺めながら歩くのは悪くない。 試飲もそれぞれやはり2種類程度なので、酔っぱらうこともない。 また大分歩くので適当に汗もかいて健康にもいい。
不思議な体験だった。 体はなんか一日中ふわふわしているし、かといって酔っぱらってるわけでもないし、とてもリラックスした一日だった。


Chateaux Magdelaine (Premiers Grands Crus Classes)






Chateaux Canon (Premiers Grands Crus Classes)




ところでサンテミリオンにはワインの他に2つ名物がある。
一つはカヌレ。 日本でも知られているお菓子だけど、もともとワインの澱を取り除くのに卵の白身をつかったあと、残った大量の黄身の部分を利用したということから、サンテミリオン地区ではカヌレをよく作るようになったという。

もう一つは、マカロン。 日本で知られているマカロンはハンバーガーのバンズのように間にクリームを挟んでいるが、サンテミリオンのマカロンは濡れせんべいならぬ、濡れクッキーのような感じで、クリームはない。 マカロンの生地半分を紙の上において包装されている。 色もカラフルではなくて、ほんとにクッキーのような生地の感じだ。
両方をお土産に買う。

バスを待つ間、サンテミリオンのワイン製造者組合により、ここでも試飲。
ここはいくらでも試飲させてくれた。 しかも安い割には美味しいモノが見つけられたので、結局ここで選んで、4本ほど自分用に持ち帰ることになった。

最終4日目、再びボルドー市内。 なんと、メーデー(5月1日)は、フランスではすべての交通機関が停止。  市電(トラム)はおろかバスさえ走っていない。
基本的にタクシーを呼ぶか、歩くしかないのである。 ウーララ!?
もちろんレストラン以外の店はすべて閉まっている。
しかたなく、歩いてワインミュージアムにいく。

ワインミュージアム。
昔、ワインを熟成させるために使われていた場所を博物館に改装。
規模は小さいが、ビデオ上映とや展示品で、ボルドーの街の歴史が紹介されていて興味深い。



特にボルドーと、イギリスとの歴史的な関係や、港町として発展してきた経過などがよく分かるようになっている。
見学後、試飲もできる。 他の観光客に聞いた話だと、もっと色々高価なワインも試飲できるというのだったが、この日は2本だけ。 しかも極普通の安いワイン。
どっか間違っているのか、それともメーデーの日だったからか。

さんざん、市内を歩き回ったあと、駅から唯一動いているシャトルバスで空港へ。






2012.4.28-5.1 Bordeaux Part 2

Chateaux Pichon Longueville Baron (Pauillac村 2級)
ここのは飲んだことある。 濃いくてとってもマッチョなワインだった。

今は保険会社の所有らしい

エジプト趣味か


Chateaux Latour (Pauillac村 1級)

ちょっと小さいけど、中央部に見える円筒形のもの
Chateaux Margaux (Margaux村 1級)

オーナーはギリシャ人という


やっぱりあったソテツ

首輪がついてたので、屋敷の猫と思われる 高そう!

ここにはダイヤモンドのブドウが??

2012年5月6日日曜日

2012.4.28-5.1 Bordeaux Part 1

4連休を前にした金曜日の夜、ああ、そうだボルドーに行こう、と思い立ちあっという間にチケットとホテルを予約してしまった。 きっかけはドイツ語の家庭教師が休みはどこか行くの、と聞いてきたことなのだが、当の先生もそれからものの15分もしないうちに目の前で何もかも済ませてしまった私のspontaneousな行動力に、あっけにとられていたようだ。

そして翌日、私はボルドーにいた。  
ボルドー空港
ボルドーはバーゼルと同じく川を挟んだ街だ。 ただすぐ海が待っているところが違う。
ナポレオンが架けさせたというピエール橋

ジロンヌ川
カンコーンス広場

2日目、メドック地区をめぐるミニバンツアーに参加。 参加者は私の他に日本人男性1人と、カナダから来た新婚さんカップルの4人。 ドライバー兼、ガイドの男性が運転しながら、地区の説明をしてくれる。 途中、土産物屋に寄る。 名前が英語でWinery となっていて、観光客相手に試飲させるカウンターがあり、ボルドーだけでなくフランスの他の地域のワインも売っている。 まず5種類のワインの試飲。 まだ旅は始まったばかりなのに、もう飲んでいる。 一応ワインをはき出すための、壺があるのだが、私はもったいないような気がして全部のむ。 他のみんなも飲み干している。 こりゃぁ、着くまでにべろべろかも知れないねなんていいながら。 この時点でこのワイン巡りの旅というのが私にはとても気に行ってしまった。 何と言っても、ただ飲むだけの旅というのは、気が楽なのである。 
Chateau Couhins (Pessac Leognan) 白 2010年 Sauvignon Blanc中心。 グレープフルーツのような香り。 これから暑くなってくるとこういう軽快なワインは喉を潤してくれるのでいい
La Reserve de Leoville Barton (St Julien) 赤 2008年 カベルネソヴィニオン60% メルロー43% セカンドワイン
La Dame de Montrose (St Estephe) 赤 2007年 カベルネソヴィニオン70% メルロー30% セコンドワイン 
樽の香りが強くて、しっかりした味わい。 タンニンはそれほどきつくない。
Le Clementine de Pape Clement (Pessac Leognan) 赤 2009年 カベルネソヴィニオン44%、メルロー46%、他プチヴェルド7%、カベルネフラン3% 飲んだ中では、とても複雑な香りで面白かった。 センセーショナル。 ただ、すぐに消えてしまうところがボルドーらしくない。
Chateau de Fontebride (Sauternes) 白 2007年 セミヨン90%、ソーヴィニヨン10%
蜂蜜のんでる感じ。 デザートワイン。 しょっぱめのチーズなんかでやりたい。

大分、体がふわっとし始めたところで移動。 お土産は買わず。 (こんなところで買っていたらあとが続かない)

ツアー目玉のワイナリー訪問は2軒含まれている。
それぞれ2本ずつ試飲させてくれた。 が主目的は醸造のプロセスの勉強と、設備見学。
シャトーの規模によって近代化に差がある。

1軒目は、Chateaux Lynch Bage  (Pauillac村 5級格付け)
広大な敷地の半分はプライベートな居住区で、オーナーが今も住んでいる。 大きなプールがあって、半端ない財力を印象づける。 もう半分は醸造設備および観光客あいての土産物屋、カフェ、レストランなどがあり、ちょっとしたテーマパーク風。 近代的なステンレスの醸造タンクのほか、博物館のように昔のタンクや圧搾機などもおいてあって、ここだけでワイン作りの工程と歴史を学ぶことができる。


タンク内にある管は中を水が通るようになっており、

温度調節に使われる

樽の素材は樫。へりの輪っかは虫除けの栗の木。側面を押さえ板は松。
昔はアルコール発酵に必要な温度にあげるために、必要に応じ火を入れることもあったらしい

昔のフィルタリング装置

比重で中身をチェックするための秤
 昔は、まだ熟成してないままの状態で、仲買人に売り、仲買人が自分の倉庫で熟成させていたので、買い取りの段階で中身をチェックする必要があった。


2軒目は、Pontac Lynch Margaux (Margaux 村、Cru Bourgeois)
僅か10ヘクタールほどの、小さなワイナリーで、シャトーマルゴーの近所。

シャトー訪問のほかは間にある有名シャトーを外から眺めるドライブ。

まず、シャトー・ラフィット・ロートシルト

トゲのある植物 観光客が踏み入らないようにするためとか


2012.4.2-18 帰省

9カ月ぶりの日本。 3日朝成田着。 いったん横浜の会社によって打ち合わせ、夕方白浜に飛ぶはずの便が爆弾低気圧の到来によって欠航に。 陸路も、紀勢線が欠航のため結局新横浜で一泊。 翌日も振り替え便がまさかのドタキャン。 やむを得ず伊丹に飛び、新大阪からくろしお号で田辺に。

桜がちょうど満開の時期であったので、父母と、白浜の桜園を散策したり、温泉に泊まったり久しぶりの休暇を満喫。

桜の名所、平草原。 ソメイヨシノが2000本あるという。




平草原を出てすぐの所にある展望台から海を眺める。

円月島 通称眼鏡岩
景勝、三段壁
子供の頃から海を見て育ったせいか、波の音を聴き、海原を眺めているとそれだけで心が洗われるような気がする。




沖のほうは海の色が黒っぽい
黒潮のゆえん
 田辺の動鳴気峡(どうめききょう)




田辺市、高山寺。 地元では格の高いお寺。 南方熊楠のお墓がある。 また桜の名所であり、貝塚もあるため、子供の頃、写生や社会見学でなんどか来たことがある。




 






2012.2.27 Fasnacht Morgestreich


バーゼルのカーニバル「ファスナハト」のメインイベント。 朝の一撃=朝のいたずら。
年によって行われる日が異なる。 昨年は確か3月14日。 この日、友達と約束をしていたのだが、大震災のショックでそれどころではなくなっていけなかった。
同じ友達が、また誘ってくれたので朝4時前に待ち合わせ、市役所前に行ってみるとすでに大勢の仮装行列で通りは埋め尽くされていた。

朝4時、街の明かりが消され真っ暗に。 ウォーッ!というかけ声とともに行列が行進を始める。 ねぶた祭りの様に灯籠を担いで街を練り歩く。 ピッコロと太鼓で単調なメロディーの曲を繰り返し繰り返し吹きながら延々と歩くのである。 暗い中で浮きあがる色々な灯籠が幻想的な雰囲気を醸し出し、楽しめるがそれも最初のうちだけで、すぐに見ているのも飽きてくる。 
しばらくすると、音楽がただうるさいだけに思えてくるのである。 このイベントのために数ヶ月前から練習をしているらしいのだが、決して傍目に聞いていて上手とは言い難い。 むしろバラバラで、あちこちから別なグループの音楽が被さってきてめちゃくちゃ。 とてもCaoticなのである。

どちらかというと、見ているよりも参加しているほうが楽しいのかもしれない。
お腹が空いてきたので、ミュンスターの前の食堂に入ると、ここも人で一杯。
このイベントに欠かせないという、Mehlsuppeなる小麦粉のスープをのむ。
これがまたひでぇしろもので、ただしょっぱいだけの味も何にもないスープなのだ。
おそらくは昔の貧しい頃の料理なのではと思う。

ファスナハトは、14世紀に遡る歴史の古い祭りで、春の訪れを祝うものらしい。
日本で言うと節分のようなものかも知れない。
祭りの数ヶ月前からあちこちで笛や太鼓の練習する音が聞こえたり、デパートにいくと色々なモンスターの仮面が売っていたり、とても盛り上がっている。
写真は、公式ピンバッチ。 毎年、意匠が違う。 今年は大バーゼルと、小バーゼルがジッパーをかたどったライン川で分かれているのを、ジッパーが閉じてくっつけようとしているモチーフになっている。