この日は僅か4本。 サンテミリオン駅は無人駅だった。
しかしこの日、サンテミリオンのシャトーは殆どオープンになっていて、
勝手に入っていって、タダで試飲させてくれるというありがたいイベントが行われていた。
まずは村の中を散策。
モノリスの協会 岩をくりぬいて作ったという |
車がないので、基本的に離れているChateauxをあるいて訪ねるのだが、ワイン畑の間を眺めながら歩くのは悪くない。 試飲もそれぞれやはり2種類程度なので、酔っぱらうこともない。 また大分歩くので適当に汗もかいて健康にもいい。
不思議な体験だった。 体はなんか一日中ふわふわしているし、かといって酔っぱらってるわけでもないし、とてもリラックスした一日だった。
Chateaux Magdelaine (Premiers Grands Crus Classes)
Chateaux Canon (Premiers Grands Crus Classes)
ところでサンテミリオンにはワインの他に2つ名物がある。
一つはカヌレ。 日本でも知られているお菓子だけど、もともとワインの澱を取り除くのに卵の白身をつかったあと、残った大量の黄身の部分を利用したということから、サンテミリオン地区ではカヌレをよく作るようになったという。
もう一つは、マカロン。 日本で知られているマカロンはハンバーガーのバンズのように間にクリームを挟んでいるが、サンテミリオンのマカロンは濡れせんべいならぬ、濡れクッキーのような感じで、クリームはない。 マカロンの生地半分を紙の上において包装されている。 色もカラフルではなくて、ほんとにクッキーのような生地の感じだ。
両方をお土産に買う。
バスを待つ間、サンテミリオンのワイン製造者組合により、ここでも試飲。
ここはいくらでも試飲させてくれた。 しかも安い割には美味しいモノが見つけられたので、結局ここで選んで、4本ほど自分用に持ち帰ることになった。
最終4日目、再びボルドー市内。 なんと、メーデー(5月1日)は、フランスではすべての交通機関が停止。 市電(トラム)はおろかバスさえ走っていない。
基本的にタクシーを呼ぶか、歩くしかないのである。 ウーララ!?
もちろんレストラン以外の店はすべて閉まっている。
しかたなく、歩いてワインミュージアムにいく。
ワインミュージアム。
昔、ワインを熟成させるために使われていた場所を博物館に改装。
規模は小さいが、ビデオ上映とや展示品で、ボルドーの街の歴史が紹介されていて興味深い。
特にボルドーと、イギリスとの歴史的な関係や、港町として発展してきた経過などがよく分かるようになっている。
見学後、試飲もできる。 他の観光客に聞いた話だと、もっと色々高価なワインも試飲できるというのだったが、この日は2本だけ。 しかも極普通の安いワイン。
どっか間違っているのか、それともメーデーの日だったからか。
さんざん、市内を歩き回ったあと、駅から唯一動いているシャトルバスで空港へ。
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