なのに、どういう訳か5月に集中する。 今年は4連休が2回もあった。
1回目はボルドーだったので、2回目はブルゴーニュを訪れた。
よりスイスに近いので電車を乗り継ぎ約3時間弱。
最初は南のBeauneからはじめた。
Beauneは17日、ブドウ畑をあるいてテイスティングをするイベントに参加。
約8キロの道のりを途中5カ所あるテントを、テイスティングしながらまわる。
スタートの際に、首からかけるひもの付いたグラスと、テイスティングチケット10枚&食事券5枚を渡される。 ボルドーとえらい違いなのは、あちらは商業化が進んでいて、テイスティングはあくまでほんの少量をついでくれるのだが、ブルゴーニュではなみなみとグラス半分ぐらい注いでくれる。 しかも実際にはチケットは受け取らず、いくらでも飲ませてくれる大盤振る舞い。 気にいったワインがあっても、販売用は持ってきていないなど、本当にお祭りみたいな感じだった。 歩いているのでそれなりにカロリーは消費しているけれど、それ以上にガン飲みなので、今回は完璧に酔っぱらってしまった。
ふしで捻れて太くなっている木はもう30年くらいは経っているという |
ツアーの矢印 |
先々で料理とワインが。 |
牛肉のワイン煮込み |
カシスを使ったデザート |
それに一行と同行して、ジャズバンドもついていて、それぞれのテントで、演奏をしてくれるのもサービス満点。 バンドマンも酒が入っているのでみんなにこにこしていて日頃のストレスが一遍に解消。 色んな国から来た人が参加していて、とても和気藹々として楽しかった。 やっぱり酒はこういう飲み方がいい。
ボーヌのホスピスの所有する畑 鍵とタワーが紋章になっている |
貧しく医者にかかれない人のために建てたという 病院 |
ワインの収益が運営費用に |
翌日、北へ移動。 ブルゴーニュは北に行くほど赤のレベルが上がるという。
移動の途中、ロマネコンティの畑に寄って記念撮影。
ロマネコンティ たぶん一生飲めないので写真で我慢 |
看板もなにもない。 ただRCの文字だけが。 |
ホテルはGevrey Chambertin村、その名もHotel Grand Cru。
人口2千人程度の小さな村、ホテルの名の通り、Grad Cruの最北である。
ホテルの真ん前にブドウ畑があり、とても静かで落ち着いたところだ。
村にある居酒屋の様なところで食事付きで試飲をさせてくれるというので、ワイン9種類のコースにチャレンジ。 これも結構な量になった。 ブルゴーニュはボルドーと違って、一つ一つの畑が小さい(大体10〜15ヘクタール)。 外国資本の買収がボルドーほどではないのはこの理由によるという。 がんばって欲しいものだ。
ホテルの前にあるお城 |
すっかり酔っぱらってしまったのだが、一軒飛び込みでドメーヌを訪ねる。
Domaine des Varoilles Clos du Couvent。
とてもフルーティな口当たりなのだけど、樽の香りもしっかりしていて好みだった。
2009年のGrand Cruを一本土産に購入。
夜は、地元のレストランでエスカルゴと、牛肉の赤ワイン煮(いわゆるブフ・ブルギニヨンではなく、ステーキ状になっている)を食べた。 エスカルゴはこの辺の名産で、なんでも数ヶ月ブドウの葉っぱを食べさせて毒素を抜くのだそうだ。 パリで以前食べたエスカルゴはやたらとガーリックがきつくてあまり美味しいとは思わなかったが、さすが本場というのか、美味だった。 牛肉の赤ワイン煮も味が濃厚で、地元の赤ととても相性がよかった。
次の日は、さらに北上し、Dijon市に。 ブルゴーニュ地方の中心都市で、王政時代のブルゴーニュ公の宮殿がある。(今は一部を市役所として、一部を博物館にしている)
最後は贅沢をして、高級ホテルSofitelに宿泊。
実のところ、ホテルはよかったし、料理も一流なのだけど、観光地としては暇つぶしに困る場所ではあった。 一応、ノートルダムのオウムをさわり、真っ黒い顔のマリア様を拝んであとは、買い物で時間をつぶす。 名産は少ないが、変わった風味のマスタードが有名。 安いのでお土産に買って帰る。
町中にこの矢印マークがあり ノートルダムへの道案内になっている |
外壁にあるフクロウの像 巡礼者はフクロウを触りながら 願い事を念じる みんなが触るモノだからすっかり 摩耗している |
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