2012年5月6日日曜日

2012.4.28-5.1 Bordeaux Part 1

4連休を前にした金曜日の夜、ああ、そうだボルドーに行こう、と思い立ちあっという間にチケットとホテルを予約してしまった。 きっかけはドイツ語の家庭教師が休みはどこか行くの、と聞いてきたことなのだが、当の先生もそれからものの15分もしないうちに目の前で何もかも済ませてしまった私のspontaneousな行動力に、あっけにとられていたようだ。

そして翌日、私はボルドーにいた。  
ボルドー空港
ボルドーはバーゼルと同じく川を挟んだ街だ。 ただすぐ海が待っているところが違う。
ナポレオンが架けさせたというピエール橋

ジロンヌ川
カンコーンス広場

2日目、メドック地区をめぐるミニバンツアーに参加。 参加者は私の他に日本人男性1人と、カナダから来た新婚さんカップルの4人。 ドライバー兼、ガイドの男性が運転しながら、地区の説明をしてくれる。 途中、土産物屋に寄る。 名前が英語でWinery となっていて、観光客相手に試飲させるカウンターがあり、ボルドーだけでなくフランスの他の地域のワインも売っている。 まず5種類のワインの試飲。 まだ旅は始まったばかりなのに、もう飲んでいる。 一応ワインをはき出すための、壺があるのだが、私はもったいないような気がして全部のむ。 他のみんなも飲み干している。 こりゃぁ、着くまでにべろべろかも知れないねなんていいながら。 この時点でこのワイン巡りの旅というのが私にはとても気に行ってしまった。 何と言っても、ただ飲むだけの旅というのは、気が楽なのである。 
Chateau Couhins (Pessac Leognan) 白 2010年 Sauvignon Blanc中心。 グレープフルーツのような香り。 これから暑くなってくるとこういう軽快なワインは喉を潤してくれるのでいい
La Reserve de Leoville Barton (St Julien) 赤 2008年 カベルネソヴィニオン60% メルロー43% セカンドワイン
La Dame de Montrose (St Estephe) 赤 2007年 カベルネソヴィニオン70% メルロー30% セコンドワイン 
樽の香りが強くて、しっかりした味わい。 タンニンはそれほどきつくない。
Le Clementine de Pape Clement (Pessac Leognan) 赤 2009年 カベルネソヴィニオン44%、メルロー46%、他プチヴェルド7%、カベルネフラン3% 飲んだ中では、とても複雑な香りで面白かった。 センセーショナル。 ただ、すぐに消えてしまうところがボルドーらしくない。
Chateau de Fontebride (Sauternes) 白 2007年 セミヨン90%、ソーヴィニヨン10%
蜂蜜のんでる感じ。 デザートワイン。 しょっぱめのチーズなんかでやりたい。

大分、体がふわっとし始めたところで移動。 お土産は買わず。 (こんなところで買っていたらあとが続かない)

ツアー目玉のワイナリー訪問は2軒含まれている。
それぞれ2本ずつ試飲させてくれた。 が主目的は醸造のプロセスの勉強と、設備見学。
シャトーの規模によって近代化に差がある。

1軒目は、Chateaux Lynch Bage  (Pauillac村 5級格付け)
広大な敷地の半分はプライベートな居住区で、オーナーが今も住んでいる。 大きなプールがあって、半端ない財力を印象づける。 もう半分は醸造設備および観光客あいての土産物屋、カフェ、レストランなどがあり、ちょっとしたテーマパーク風。 近代的なステンレスの醸造タンクのほか、博物館のように昔のタンクや圧搾機などもおいてあって、ここだけでワイン作りの工程と歴史を学ぶことができる。


タンク内にある管は中を水が通るようになっており、

温度調節に使われる

樽の素材は樫。へりの輪っかは虫除けの栗の木。側面を押さえ板は松。
昔はアルコール発酵に必要な温度にあげるために、必要に応じ火を入れることもあったらしい

昔のフィルタリング装置

比重で中身をチェックするための秤
 昔は、まだ熟成してないままの状態で、仲買人に売り、仲買人が自分の倉庫で熟成させていたので、買い取りの段階で中身をチェックする必要があった。


2軒目は、Pontac Lynch Margaux (Margaux 村、Cru Bourgeois)
僅か10ヘクタールほどの、小さなワイナリーで、シャトーマルゴーの近所。

シャトー訪問のほかは間にある有名シャトーを外から眺めるドライブ。

まず、シャトー・ラフィット・ロートシルト

トゲのある植物 観光客が踏み入らないようにするためとか


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