スイスにおける誕生日は、祝ってもらう人が周りの人たちに対して大盤振る舞いをする。
以前、退職するときも退職する人が自分でパーティーの準備をする話をしたけれど、誕生日も同じなのだ。
慣例に従い、私もサンドウィッチとザッハトルテを20数個用意。 結構な散財になった。
朝、メールで「Z'nüni・バースデイ・サンドイッチを持ってきたから取りに来てね」、と案内を出すとそのうちにみんながやってきて、お祝いを言ってサンドイッチを持って行く。
"Z'nüni" (ツニューニ)というのはスイスの方言で、9時ごろに食べる軽い軽食のこと。 農家や、肉体労働に従事している人など、朝早く例えば、6時位から仕事をしている人たちが、ちょうど9時位にお腹が空くので間食をする習慣のことだ。
よく自分のことを知ってくれている同僚はワインをプレゼントしてくれたり、インターネットをみて作ったという折り紙の花を持ってきてくれたりした。 ちょっと勝手は違うけれど、ここはいい人たちが多いのだ。 (感謝)
夜は会社主催の、二百数十名が参加するパーティに参加。 といっても、もちろん私の誕生祝いではない。 たまたま、日本で言う忘年会が前倒しでこの時期に行われ、それもたまたま私の誕生日に当たってしまったのだ。 お陰でずいぶん忙しい誕生日になった。
田舎の農場を借り切って大きなテントを立て、外で焼いているバーベキューを持ってきては、みんなで食事をする。 食べ放題、飲み放題、それと舞台では、カウボーイのコスチュームを着けたおじさんやおばさんが、踊るパフォーマンス。 社員の中にバンドをやっている人がいて、そのショーもあり手作り感のあるとても楽しいイベントだった。
私の44回目の誕生日は、おそらく3日分くらいのカロリーを摂取し、同僚の車で自宅まで送ってもらうことで終わった。 また走らなくては、、、
2 件のコメント:
お誕生日の人が、周囲の人にごちそうするというのは、はじめて知りました。
「周囲の皆様に支えられてこの歳になりました。ありがとうございます」という感じなのでしょうか。
日本において、会社の忘年会といえば居酒屋さんで飲む・飲むという会で、アルコールが飲めない私としては、あまり楽しいものではないのですが、
屋外でバーベキューがあり、音楽や踊りがある忘年会なら、楽しそうだなぁと想像しております。
大人の社交とでもいうのか、周囲との人間関係を保つというか、そういう意味合いでもあるようです。
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