2010年11月14日日曜日

2010.11.13 紅茶

【Mariage Frere Yuzu Temple】

スイスは他のヨーロッパの国と同じで圧倒的にコーヒー派だ。
レストランやカフェで紅茶を頼むと出てくるティーバッグとお湯の入った容器をみるととても悲しくなる。
スーパーでも大概はティーバッグが多く、デパートに行くと申し訳程度に缶入りの茶葉も売っているが、やはり数が少ない。 赴任後会社ではエスプレッソを日に4,5杯も飲むものだから、さすがに最近は飽きてきた。 そこでオフィスでも飲めるように湯沸かし器を買って試し始めたのだが、思わぬ問題が、、

一番の問題は、大量の油が出てしまうこと。 茶葉そのものにもある程度の油を含んでいるものもあるのだが、それにしても出てくる量が多いし、お茶の香りもなんだか弱い。 バーゼル市内の自宅で同じ茶葉を使って入れてもこんなことにはならないので、問題は水の違いなのだろう。 会社は、バーゼル市内から市電で20分ほど行ったところにあるのだが、場所的には田舎である。 聞けばジュラ山脈からの地下水を使っているということで、非常にミネラルが多いのだそうだ。 おそらくカルシウムだと思うが、これと茶葉の中のポリフェノールなどとが作用して大量の油を出すらしい。 Britaで濾過した水でもやっぱり駄目だった。

同僚に聞いてみると、やはりそういうことがあるそうで、あまり興ざめにならないようにガラスではなく、陶器のポットを使うとか、ミルクを入れて目立たなくするとか工夫するそうだ。 私も会社で飲むときはクリームをなるべく使うようにしようと思う。

写真は自宅用に買ったもの。 バーゼル市内のデパートGlobusで買ったマリアージュ・フレールのYuzu Temple。 緑茶系はやっぱり気分が落ち着く。 

ポットの向こうにある緑の物体は、ほうれん草のクリーム。 日本では見たことが無かったが、こちらでは冷凍食品で売っている。 ブロック状に冷凍されているほうれん草を電子レンジであったためるだけで、ほのかに塩味が付いているのとクリームで溶いているのでまろやか。 実は最初に買ったときはなんだか分からなかったのだが、試しに焼いたフランスパンにつけて食べてみるとこれが美味しい。 本当は料理に使うんだろうけども、あまり凝ったものは作れないし、以来この食べ方でずっと通している。

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