マイナンバーカード代替による、現保険証の廃止が問題になっている。いわゆる誤登録や間違った人との紐付けなどが報道されているから世論も大方が嫌気しているようだ。でも、話が保険証にまつわる為体に終始しているのが勿体無いと思う。
実は今日、区役所に行ってきた。前職と次の職との間3か月空いてしまうので、この間の国民年金を払おうと思ってのこと。猛暑の中をふうふう言いながら2つ向こうの駅まで行った。窓口で用向きを伝えると、一枚ものの簡単な書類を渡された。住所、氏名、資格を喪失した日を書いて終わり。保険証と年金手帳を渡して確認したら、後で振り込み票が行くので払ってくれという。え、それだけ?わざわざきたのだから今日払っていくつもりでお金もちょうど用意して持ってきたのに。
そもそも失職して厚生年金の資格が切れると2週間以内に自ら届けることになってるらしい。もうすでに3か月目である。役所からは何の連絡も督促も来てはいない。最近になって、ああそうだ、自分で言いに行かなきゃならないんだと気がついた。
だからこうして来たわけだ。
私は従順な市民なのでマイナンバーカードなるものが出た時には真っ先に作りに行った。それは作ることで色々な行政の面倒なことが簡単になり便利になると信じたからだ。だけど、正直言ってそんな印象はない。まぁ強いていうなら住民票をコンビニで印刷できるようになったことぐらいか。
国民全員に番号振ったのだし、税金取りっぱぐれないシステムを作ったのだからも少し自動化して欲しいものだ。炎天下の中をただこんな簡単な説明と手続きのために役所に行かなきゃいけないなら、一体何のためのマイナンバーなのだ。無駄だし、そもそも人がわざわざ対応してやらなきゃいけないことがいろんな間違いが起こる元じゃないのか?
保険証のトラブルの件でよく聞くのが役所の窓口での経験不足とか、不手際とかいう。でもそんなものはシステム設計の問題であって初めからエラーの起こらない仕組みを考えればいいじゃないのか。会社辞めたら、辞めた会社側の方で色々手続きするでしょう。その中で、情報共有して住所宛に振り込み用紙とか送るようにしたらいいじゃないか。年金保険料だって義務なんだからちゃんと徴収したいんでしょ?
医療費控除だって、自動化すればいいんだ。薬局や医者で金を払ったらそれが紐づいて残るんだから、控除だって自動で計算して振り込んでくれればいい。ごくわずかなお金を取り戻すためにとんでもなく面倒臭いことをしなくて済むように。
マイナンバーのメリットが理解されないのはこういう行政の無駄や非効率を解決する道筋をいつまで経っても示さないからじゃないのか。
何も言わなくても送って来たのは、目眩を起こしそうな極悪な金額の市民税の分だけ。これはご丁寧に一括払いと、4回払いの支払い伝票が同封されてきた。でも、金額が大きいからコンビニでは取り扱いできない。ネットバンキングもダメ(何故?)。銀行の窓口が空いてる平日に行かないと払えない。
払ってもらう気があんのか!? こっちは正直言って払いたくない気持ちなのに、こんな苦労して払わせていただく感じの不思議さ。
保険証をめぐる今のトラブルは、今の行政だからこそ起こっていることだと思う。ちゃんとできれば、その他の役所の人が対応することで生じるトラブルはうんと少なくなる、、はず、、、なんだけど、、、多分、、。
河野さん、頼のんますよ!